ビジネス

コロナ禍で鉄道の減便・運休が続発 京成電鉄の苦肉の策は

2010年に登場した新型スカイライナー

2010年に登場した新型スカイライナー

 つい3ヶ月ほど前までは、成田空港行きの特急指定席乗車券を買うには列に並ばないとならなかった。ところが今では、空港へのアクセスは鉄道もリムジンバスも、がらんと空席ばかりだ。鉄道各社はこの苦境を、どのような工夫で乗り切ろうとしているのか。特に影響が大きい成田空港への路線を例に、どのような策で乗り切ろうとしているのかについてライターの小川裕夫氏が考察した。

 * * *
 新型コロナウイルスの猛威が止まらない。

 3月半ばから呼びかけられた外出自粛はGWにもおよんでいる。最盛期ともいえるGWの外出自粛は、当然ながら鉄道各社の業績を直撃した。

 特に減収が顕著に表れているのは、空港へのアクセスを担う鉄道路線だ。訪日外国人観光客が年間4000万人に達すると試算されていた矢先、政府は新型コロナウイルスの拡大を防止するためにまず、訪日外国人観光客では圧倒的なシェアを占める中国・韓国からの入国を制限した。

 その後も世界各国でコロナウイルス禍が報告され、政府は入国規制の範囲を拡大。国籍を問わず、海外からの入国は厳しい制限が課せられている。規制強化により、実質的に空港は機能を停止した。

 空港が機能を停止すれば、それに伴って利用者も激減する。当然ながら、空港にアクセスする電車の需要も消滅する。これまで空港アクセスを担っていた鉄道各社は、減便・運休を余儀なくさせられている。

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン