一方、大阪人も負けてない。
「大阪は“食い倒れ”、京都は“着倒れ”、神戸は“ハイカラ”といったフレーズがあるが、名古屋にはこういったフレーズが思い浮かばんやろ。『なごやめし』いうても、みんな味濃くしとるだけ。こっちはたこ焼きだけで何種類の味があると思てんのや」(40代男性)
名古屋の“汚点”に触れる声もあった。2018年に発表された「都市ブランドイメージ調査」で、名古屋市は2016年度に引き続き「最も魅力のない都市」第1位に選出。
「根本的に人間味がちゃうんよ。名古屋人はホンマにつまらん。わしら3歳のときからボケとツッコミで鍛えられとるから、政治家やったら苦情もヤジも全部受け入れて最後は笑いに変えて味方にしてまうし、芸人は人を笑かすためなら自分がどんな辱めにあってもいい。自虐も当たり前や。
名古屋人はお高く止まっとって、自分をさらけ出せん。住人が魅力的なら、街にも魅力が出てくるんちゃいますの」(50代男性)
※週刊ポスト2020年6月26日号