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多種多様の「検定」は日本独自のもの 勤勉ならでは現象

ユニークな検定が多いのは日本だけ(イメージ)

 グルメ、ペット、歴史、健康、生活など、さまざまな分野の「検定」が人気となっている。国家資格から趣味の範囲まであるが、「“能力を認定する試験”というくくりでみると5000ほどあるでしょうか」と言うのは、年間80もの検定を受け、現在約700の資格を持つ資格アドバイザー・資格研究家の鈴木秀明さん。

「たとえば強面の人が実は『ねこ検定』の上級資格保持者であるなど、自分のプロフィールにアクセントが加えられるのが、検定の魅力。興味のある分野から勉強を始めることで、『知る』楽しさが実感できます。慣れてきたら、あえていままでふれたことのない分野の検定に挑戦してみるのも、新たな面白さが発見できて楽しいですよ」(鈴木さん)

◆こんなに珍検定が多いのは、ニホンならでは

 日本がこれほど検定大国になったのはいつからなのか?

「全国の自治体がこぞって『ご当地検定』を発表した2006年あたりからです。ジワジワとブームが広がると、やがてご当地モノだけでなくさまざまなテーマが検定として取り上げられ、数々のユニークな検定が生まれていきました。海外では例が見当たらないため、検定人気は、勤勉な日本ならではの現象といえるでしょう」(前出・鈴木さん)

 多くの検定の運営を行う日販セグモによると、現在同社の検定の中で、全世代に支持されているのは「日本城郭検定」(11月15日開催予定)。城好きなら、自分の知識力を試してみるのにおすすめだ。

 一方、40代以上の女性には、専門家も受検するという「パンシェルジュ検定」(9月6日開催予定)や、健康維持に役立つ「薬膳・漢方検定」(2021年2月開催予定)など、食に関する検定が人気だ。

 今回紹介した検定のほかにも「きのこ検定」「新選組検定」、さらに新型コロナウイルス感染の影響で延期や中止になっている珍検定もたくさんある。

 これを機に、お気に入りの検定を探してみてはいかが?

※女性セブン2020年7月2日号

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