• TOP
  • コラム
  • 米粒は残すな、恋人は必ず紹介しろ…他 私が育った家庭の教育方針

コラム

2020.06.30 15:00  マネーポストWEB

米粒は残すな、恋人は必ず紹介しろ…他 私が育った家庭の教育方針

教育方針ひとつでその後の人生にも影響が…(イメージ)

 興味はあっても、なかなか聞きにくいのが他所の家の教育方針。聞いてみれば、参考になるもの、反面教師にすべきものなど、色々なパターンがあるだろう。マネーポスト記者(40代男性)が周りの人間に片っ端から“自分が育った家庭の教育方針”について聞いてみた。その中で、今の自分に役立っていると思うものは何か?

 幼い頃からある種の“英才教育”を受けてきたというのは、Oさんだ(50代男性/銀行)。

「ウチは2人兄妹でしたが、両親にはまったく“子供扱い”されませんでした。幼児語を使うなどもってのほか。何かを決める時は必ず意見を求められますし、何をしても頭ごなしに叱られることはなく、必ず理由を聞かれました。政治や経済などの話題でも平気で話を振られ、分からない時は『あっそう』ではなく、噛み砕いて説明してくれました。おかげで論理的に物事を考えられるようになったし、自分の行動には自分が責任を持つこと、という考えも芽生えたと思います」

 同様にFさん(40代男性/会社経営)も小さい頃から大人扱いされたひとりだ。

「我が家は父親が東北、母親が近畿出身で、盆や正月にはどちらかの実家に帰るのが決まりでしたが、小学校高学年になると、旅の手配をするのは私の役目でした。電車の時間を調べ、チケットを取り、場合によってはホテルを調べて予約し……そういった作業をすべて私がやるのです。決して“やらされる”といった感覚ではなく、旅の予定を紙に書き出し、途中で買う駅弁も調べたりするのは、楽しみでしたね」

 そういった教育方針が影響したのか、Fさんは学生時代にバックパッカーとして海外を放浪。その後は自分で会社を興し、世界を股にかけて仕事をしている。

 Jさん(40代女性/自営業)は、自分の家庭で受けた教育にとても感謝しているという。

「お小遣いは決して多くありませんでしたが、本は好きなだけ買ってもらえ、映画も見たいと言えば必ず見せてくれました。その代わり、本や映画がどんな内容だったのかを、両親に説明しないといけません。内容をしっかりと把握し、なおかつそれをきちんと言葉で伝えられる能力が養われたのは、とても良かったと思います」

◆放任主義の中にただひとつの厳しいルール

 ピンポイントで厳しく教育されたというパターンもある。Sさん(30代男性/鉄道)の家庭は基本的に放任主義だったが、ある一点に関してだけは厳しかった。

「両親が共働きだったので、夏休みは1日中テレビゲームをしていましたし、学校の成績についても一切何も言われませんでした。ただ1つだけメチャクチャ怒られるのが、米粒を残すこと。悪さをして警察のお世話になった時も大して怒られなかったのに、米粒を残すと猛烈に叱られるので、今でもどんなに急いでいても、米粒は絶対残しません」

 食事に関しては、こんな人もいる。Iさん(30代男性/印刷)は子供の頃に受けた教育により、包丁さばきが大変巧みだ。

「ウチの父親は、学校の成績や部活などにはまったくの無関心でしたが、『男も包丁を使えなきゃいけない』というのが口癖で、小さい頃から包丁を使わされ、じゃがいもの皮むきだの、キャベツの千切りだのを毎日のようにやらされました。今でも食事はだいたい自炊していますから、一応、役に立ったんですかね」

 Uさん(40代女性/通信)の場合、教育方針らしきものは恋人に関するものだけだった。

「私はきょうだいの中でただ1人の女の子だったので、基本的にすごく甘やかされて育ったのですが、口うるさく言われたのが彼氏のこと。『恋人が出来たら、必ず家族全員に会わせる』というのがルールで、高校の時に初めて彼氏が出来て以来、今の夫まで全員、家族に会わせています」

 今なら携帯電話があるので、隠れて付き合うこともできそうだが、当時の連絡手段は家の電話のみ。「あの人はやめなさい」などと言われたことは無いそうだが、ヘンな男に引っかかる可能性は減らせそう。その他、「とにかく、一切何も言われなかった。大人になってみると、それが良かったのか悪かったのかわかりません」(40代男性/塾講師)という例もあるが、家の数ほど教育方針があることだけは確かなようだ。

関連記事

トピックス