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増える「路上飲み」「公園飲み」、立ち飲み感覚の手軽さとマナーの問題

「路上飲み」の増加で新たな問題も浮上?(イメージ)

「路上飲み」の増加で新たな問題も浮上?(イメージ)

 外出自粛が解けたことで、居酒屋などにも客足が戻りつつあるが、その一方でコンビニの前などで飲酒する「路上飲み」や「公園飲み」をする人たちの姿を以前よりよく見かけるようになった気がする。外出自粛中は、接触機会を減らすためにZoomなどのビデオ会議システムを使った「オンライン飲み会」がもてはやされたが、やはりオンラインよりリアルのほうがいい。でも、夜の飲食店に行くのはまだまだ怖い……ということだろうか。

 50代のAさんが働くコンビニでは、以前から外に立ったまま飲める高さの小さなテーブルを置いていた。コロナ流行前はほとんど活用されていなかったが、最近は、ほぼ“埋まっている”という。

「これまでは、使っているとしても外国の方とか、学生っぽい人でした。でも今は、スーツ姿の、明らかに会社員といった人たちが、お酒とちょっとしたつまみを買って、飲む姿をよく見かけるようになりました。ちょっと前まで飲食店が閉まっていたり、開いていても早く閉まってしまうという事情もあったようです。皆さんそんなに長居はせず、缶チューハイやビールを1本2本飲んで喋って帰る、みたいな感じだと思います」(Aさん)

立ち飲み感覚でコミュニケーション

 30代の男性会社員・Bさんは最近、路上飲みにハマっているという。通常の飲み会のように大人数ではなく2~3人ほどで飲むケースが多い。

「退社後、同僚数人とテイクアウトしたつまみを持ち寄り、チューハイやビールを片手に会社そばにある休憩スペースで外飲みをしています。花見みたいなバカ騒ぎするものではなく、しっぽりと静かなもの。立ち飲み屋の感覚に近いですね。僕ら以外にもサラリーマンを結構チラホラ見かけます。偶然、そばに取引先の担当者がいて、思わぬ交流をしたばかりです」(Bさん)

 すっかり路上飲みのトリコになっているBさん。笑顔でその魅力を語る。

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