ネット上にあふれる誹謗中傷。それらの悪意ある言葉に傷つく有名人も少なくない。もしも、そういった被害にあったらどうすればいいのか。闘うという選択肢もあるが、一方で「無視する」という方法もある――。
タレント・モト冬樹(69才)の妻でモデルの武東由美さんは、愛犬について情報交換をしようと、8年前にブログを始めた。アップする内容は、日々の食事やペットの写真など、平和な日常を切り取ったものばかりだ。
ところが2年ほど前に、女性向けコミュニティーサイト「ママスタジアム」の掲示板に「モト冬樹の嫁(武東由美)アンチ専用」という掲示板が作られていることを知り、愕然としたという。
「ママスタジアム」では過去にも、タレントの川崎希(32才)が「流産しろ」などと書かれ、誹謗中傷をした女性2人を刑事告訴したことでも知られる(後に告訴を取り下げた)。
「私がブログを上げると、間髪を入れず誹謗中傷コメントが書かれるんです」(武東さん)
所属事務所や武東さんがよく行く店に、悪口の電話がかかってくることもあったため、弁護士に相談し、警察に被害届も出した。
「なぜ、ここまでされなければならないのかとかなり落ち込み、裁判も考えました。でも、周りの人はみな、“気にしなくて大丈夫”と言ってくれますし、夫からは“訴えて一時的に書き込みがなくなっても、しばらくしたらまた始まるかもしれない。だったら、一切見ないようにして、気にしなければいいと思うよ”と言ってもらい、吹っ切れました。いまは、その掲示板を見ていません」(武東さん)
※女性セブン2020年7月16日号