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仲良しママ友5人組 コロナめぐって関係が悪化した理由

新型コロナは人間関係にまで影響している(写真はイメージ)

 新型コロナウイルスの蔓延が社会にもたらした影響は、経済的打撃だけではなかった。子どもの予防接種をめぐり、それまで仲の良かったママ友グループが壊れてしまった新米ママのケースを、ライターの吉田みく氏が報告する。

 * * *
 今回の騒動を語ってくれたのは麻美さん(仮名・29歳)。生後8か月の子を持つ新米ママだ。

「我が子を守るために、私なりの新型コロナウイルス対策はしていました」

 ステイホームを心がけ、不要不急の外出を避けた生活をしていた。実母に頼るつもりだったところを一人で頑張りもした。初めての育児で、新型コロナウイルスという見えない敵と戦う日々に心が折れそうになったこともあったが、子どものためを思って毎日堪えながらの生活だったという。

 神経をとがらせる毎日を送っていた麻美さんであったが、唯一、楽しみにしていることがあった。それは、育児サークルで知り合ったママ友5人で行うLINEでの交流だ。

「お互いの子ども達の成長を報告しあったり、離乳食の相談もしたりしました。子ども達が寝た時間に、オンラインお茶会もしたんですよ」

 同じ月齢の子を持つママ友もいたため、育児初心者の麻美さんにとっては心強かった。直接会うことはできないものの、繋がりを感じることができ、とても嬉しかったと語る。時には、新型コロナウイルスで意見の食い違う夫のことで盛り上がりすぎてしまうこともあったんだとか。

 そんなママ友たちの仲良しトークが、子どもの予防接種をめぐり騒動へと発展することになる。

「“コロナだけど予防接種は行かなくちゃね〜”と話したママ友がきっかけでした」

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