「大半の力士はガイドラインを守ってろくに外出もできず、ストレスの溜まる生活を続けてきた。ジムや整体で錦糸町に通う関取もいるが、ネオンを目にしながら寂しく帰っていた」(協会関係者)
それだけに、阿炎の行動は力士たちの怒りを買っているという。
「横綱・白鵬も怒り心頭だといいます。東京五輪開会式での土俵入りを目標にしていたが、延期で優勝50回を目指すことにした白鵬は大好きな銀座通いもせず、タニマチの誘いも断わって、自宅と部屋、国技館を行き来するだけ。横綱が我慢しているのに、平幕が豪遊ですから、怒るのは当然でしょう」(若手親方)
来場所以降、阿炎が白鵬と対戦することがあれば、強烈なカチ上げをかまされるのかもしれない。
※週刊ポスト2020年8月14・21日号