新幹線に乗るまでの密集も懸念材料
さらに、今年は、新幹線に乗るまでの在来線での密集についても考えておくべきだろう。混雑率180%の、無理をすれば新聞を読める状態では、どうみても密集は避けられそうもない。混雑率150%の楽に新聞を読める状態でも、密集の懸念は残るだろう。
周囲の人との間でソーシャルディスタンスをとろうとすれば、せいぜい混雑率100%程度までの電車で移動したいところだ。そのためには、通勤電車と同様にスマホのアプリなどを使って、混雑していな編成や車両を調べることも1つの策となるだろう。
新型コロナの感染が拡大する中で、通勤電車や帰省時の混雑に対応するには、スマホのアプリやネットサービスなどのデジタルツールと、実際の混雑状態に応じた人々のアナログ的な柔軟性を総動員することが求められる。
ウィズコロナでの新しい生活様式の実践が、この帰省時で試されることになりそうだ。