「舘さんは石原プロの幹部に弔問をしたいと伝えたけれどもそれも叶わなかった。渡さんの自宅にある祭壇には遺骨もあるが、手を合わせることもできていないんです」
お別れの会すらも開催の予定はないという。その理由を石原良純(58才)に聞かれた舘は、こう答えた。
「それは上が決めているんだ。ぼくらがどう思おうと上が決めているんだから」
沈黙を貫く理由を、事務所側は「静かに送ってほしい」という“渡さんの遺志”と発表するが、舘は“上の決定”と表現する。そこにわずかな“鉄の結束”の綻びが透けて見える。
「(裕次郎さんの妻の)まき子さんと、俊子さんの間で意思の疎通が取れていないこともこの状況を生んでいる要因なのかもしれないね」(前出・事情をよく知る関係者)
17日、仕事終わりの舘に声を掛けると、わざわざ足を止めて寂しそうな笑みを浮かべながら、
「ごめんなさいね」
と、丁寧に頭を下げてから自宅へと戻っていった。
※女性セブン2020年9月3日号