芸能

郷ひろみ、来世も日本人に生まれたい「誇りを感じています」

芸歴約50年、走り続けてきた郷ひろみの生き方とは

 16才でデビューし、現在64才の郷ひろみ。あと2年で芸歴50年となってもなお、精力的な活動を続け、7月には105枚目のシングル『ウォンチュー!!!』をリリース。さらにエッセイ集『黄金の60代』(幻冬舎)も出版した。そんな郷にインタビューを行った。

 *
 ここまで常に順風満帆のように見える郷だが、試練を乗り越えた経験も、もちろんあるという。

「33才の頃、詐欺事件に巻き込まれて数千万円を騙し取られたことがありました。もちろん騙されたくて騙されたわけではないんですが。そういう理不尽なことって生きていればいくらだってあるんですよね。誰かに足をすくわれることもあるだろうし、傷つけられることもある。でも、自分は被害者だと思うのは間違いで、何かしらの原因が自分にもあるはずなんです。

 詐欺に遭ったぼくは脇が甘かったと思うし、人を見る目がなかったともいえます。そんな自分の欠点に気づくために試練はあるのかなと思うと、すべての経験が肥やしになる。そう考えることで、ぼくはつらかったことや悔しかったこと、悲しかったことも流してきました」(郷・以下同)

 そして、「この世はポジティブに物事を捉えることができる人の勝ちなんですよ」と話は続く。

「嫌なことが起きてしまったとき、どんより気分からポジティブな思考に切り替えるためには『大難が小難で済んだ』と考えることです。ぼくが経験した詐欺事件にしても、『もしかしたら、もっと多くのお金を失っていたかもしれない』と想像すれば、『この程度でよかった』って感謝の気持ちすら湧いてくる。いつのときも現実はひとつしかなくて、起きてしまったことは変えられないけれど、心の立ち位置を変えることで救われるというのが持論です」

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン