東京の中高年女性にユリコマスクは大人気で、顔がすっぽり隠れるようなレースの白マスクを見ない日はないものね。そこから「どんなときでも、女はオシャレを忘れたらダメ。人生、楽しまないと」というメッセージが聞こえてきて、それが百合子人気につながっているんだと思う。最近また防災服のえりが立ってきたけどね。
では、ワイドショーのハシゴをして、テレビの露出では小池都知事の比ではない岡田さんの“目的”は何か。
8月22日放送の『サワコの朝』(TBS系)で、テレビに出続けて解説を続ける理由について「はしかで子供を亡くしてしまったお母さんが『もし恐ろしさを知っていて、予防接種をしていたら』と涙をポロポロ流して訴えていた姿が忘れられない」と語っている。そんな岡田さんは 感染症関連の著書を100冊以上執筆し、子供にもわかりやすいように絵本やカルタも発行している。カルタは自費出版だ。まさに、この道ひと筋。
私、こういう人、嫌いじゃない。でもその一方で、興味の範囲が限られていると、ママ友とかご近所づきあいとか、人間関係が大変じゃないかなと、余計な心配をしちゃう。
『サワコの朝』で、阿川佐和子がまず聞いたのは、「リクエストをしてそういう髪形をしているんですか?」。これ、みんなが聞きたかったことよ。すると岡田さんは「メイクの人がすごく頑張ってくれて、つけまつげもわざわざ買ってきてくれるんです」と、善意100%の顔で答えていたの。「おいおいおい」と、思わずツッコミを入れたわよ。濃いめのつけまつげで、目鼻立ちをハッキリさせるのはいいとしても、前たらしの立て巻きカールの髪の毛はどうよ。
まさか、「きれい」「かわいい」「女っぽ~い」という業界の“絶賛ほめ殺し”に、いい気持ちになっちゃった? 番組で「自前」と語っていた衣装はフェミニンを通り越して、なんだか艶っぽいし、友人の1人は「見た目でビックリさせられちゃうから、話が頭に入ってこない」と言ってたけど、そうかしら。