芸能

さんま、サンド、コロッケ、和牛… 食べ物関係の芸名こんなに

人気のカギは「食べ物」か

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、孫の自由研究につきあううちにひらめいた、“食文化と食芸能”の関わり合いについてお届けする。

 * * *
 短かった夏休みも終わりである。私も孫達と一緒に夏休みの自由研究、そして発表。何の研究にするかコロナ禍で考えていたら“御巣鷹山 35年”の切ないニュース。坂本九の悲劇。『上を向いて歩こう』が『スキヤキ』か。全米で最も売れたのが『スキヤキ』、日本で最も売れたのが『タイヤキ』──私の学生時分からの悪友が作曲した『およげ!たいやきくん』。そうか……スキヤキとタイヤキときたら、次は誰かモツヤキとかもんじゃヤキなんて曲を作れば相当焼けるんじゃないか。

 そこでひらめいた〈食文化と食芸能〉。どう考えても今、日本で最も人気と好感度があるのが、いつでも大漁の「明石家さんま」とちょっとつまみたい「サンドウィッチマン」。これは文句のないところ。

 芸人さんは食べ物、口に入れるものを芸名にすれば喰い合わせがいいって事に気がついた。お腹がすいたら「銀シャリ」「笑い飯」、おかずにするなら「和牛」に「くりぃむしちゅー」「コロッケ」と食卓に並べば文句なし。味付けは「ブラックマヨネーズ」に「ハチミツ二郎」、飲み物はメニューも揃って、今が売り時「ミルクボーイ」、高齢者には「加藤茶」。デザートだったら「チョコレートプラネット」「フルーツポンチ」「南海キャンディーズ」、ちょいと渋めに浪曲界から只今人気ナンバーワン「玉川太福」。

 丁度時間となりました。ここらで食材の方へ移らせていただきます。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン