国際情報

“トランプ告発本”書いた姪メアリー・トランプ氏が独占告白

支持者は「4 more years」を掲げるが…(Getty Images)

 トランプか、バイデンか。11月3日の投開票に向け、米大統領選が激しさを増している。9月16日に新首相が誕生する日本にとって、次期大統領が誰になるかは今後の日米関係を左右する重大な関心事である。

 そんな中、トランプ氏一族の内部事情を“告発”する本が7月に米国で出版され話題となっている。その邦訳版『世界で最も危険な男 「トランプ家の暗部」を姪が告発』(小学館)が近日刊行されるにあたり、本書の著者であり、大統領の姪(兄フレッド・トランプ・ジュニアの娘)でもある臨床心理学者メアリー・トランプ氏に話を聞いた。(聞き手/在米ジャーナリスト・高濱賛)

 * * *
──あなたは、著書のプロローグで〈私は、彼がこの国を破滅へと導くのを許すことはできない〉と書かれていますが、本を書いた動機についてもう少し詳しく教えて下さい。

メアリー・トランプ(以下メアリー):まず第一に、私は2016年の大統領選の前にはドナルドが大統領になるチャンスはないと思い、彼が勝つとは真剣には思っていませんでした。選挙後、大統領になった彼は大変なことになると信じていました。彼は大統領なんかには全く向いていない、と。

 それでも彼の周りには、彼の衝動的な言動が与えるダメージをいくらかでも軽減させてくれるような、有能な人たちが集まってくれるだろうと祈るような気持でした。ところが不幸にして、私は間違っていました。

 彼の周りに集まった人たちは、彼の言動を修正してくれるどころか、彼のどうしようもない行動には目をつぶり、むしろ支持するような人間だらけだったのです。このままだとこの国はどうしようもないほどひどい道を突き進むことになると感じました。でも私はどうしたらいいのか、わかりませんでした。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン