ビジネス

ドライブインお化け屋敷 国内外から取材オファー絶えぬ人気

車体が揺らされ、フロントガラスにお化けが張り付く。逃げられないので相当な恐怖だ。

 今年8月末に閉園した遊園地「としまえん」のお化け屋敷やホラーイベントなどを手掛けたイベント会社「怖がらせ隊」が、新しいお化け屋敷を考案し、注目を集めている。

「私たちの業界は8~10月に年収の約9割を稼ぎます。しかし今年は、3~5月の時点で8割以上のイベントの中止が決定。このままでは会社が立ち行かなくなると生み出したのが『ドライブインお化け屋敷』です」(同社・岩名謙太さん)

 通常のお化け屋敷は、密閉した空間にお化け役を配置し、客を入れて開催するため、まさに3密状態。これを回避するにはとアイディアを練っている最中、他者との接触なく楽しめるドライブインシアターを知り、これを応用できると考えた。

 客はスタッフと一切接触しない。車内のスピーカーから怪談を流し、物語に合わせて、車外で怪奇現象を起こすのだ。CNNやBBCといった海外のニュース番組でも取り上げられ、国内外からのオファーが絶えないという。

 7月上旬に開催した1回目は、300件のキャンセル待ちが出た。9月上旬時点では、次回開催の情報公開を待つために登録している人が1600人以上という人気ぶりだ。今後も随時開催を予定しているので気になる人は要チェックだ。

【開催日時】東京都内にて不定期開催。開催予定日は公式サイトを確認。
【料金】自家用車1台8000円、血まみれオプション+1000円、記念撮影とデータ送付+1500円、用意した車に乗って参加する場合、1グループ(4人まで)9000円。

※女性セブン2020年9月24日・10月1日号

アルコール消毒された車を借りても参加できるが、自家用車でもOK。その場合、お化けたちが掃除もしてくれる

関連記事

トピックス

指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《10年抗争がなぜ突然?》六代目山口組が神戸山口組との抗争終結を宣言 前兆として駆け巡った噂と直後に投稿された怪文書
NEWSポストセブン
川崎
“トリプルボギー不倫”川崎春花が復帰で「頑張れ!」と声援も そのウラで下部ツアー挑戦中の「妻」に異変
NEWSポストセブン
最後まで復活を信じていた
《海外メディアでも物議》八代亜紀さん“プライベート写真”付きCD発売がファンの多いブラジルで報道…レコード会社社長は「もう取材は受けられない」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《“ショーンK復活”が話題に》リニューアルされたHP上のコンサル実績が300社→720社に倍増…本人が答えた真相「色んなことをやってます」
NEWSポストセブン
依然として将来が不明瞭なままである愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
愛子さま、結婚に立ちはだかる「夫婦別姓反対」の壁 将来の夫が別姓を名乗れないなら結婚はままならない 世論から目を背けて答えを出さない政府への憂悶
女性セブン
28歳で夜の世界に飛び込んだ西山さん
【インタビュー】世界でバズった六本木のコール芸「西山ダディダディ」誕生秘話、“夢がない”脱サラ社員が「軽い気持ち」で始めたバーダンスが人生一変
NEWSポストセブン
通算勝利数の歴代トップ3(左から小山さん、金田さん、米田さん)
追悼・小山正明さん 金田正一さん、米田哲也さんとの「3人合わせて『1070勝』鼎談」で「投げて強い肩を作れ」と説き、「時代が変わっても野球は変わらない」と強調
NEWSポストセブン
行列に並ぶことを一時ストップさせた公式ショップ(読者提供)
《大阪・関西万博「開幕日」のトラブル》「ハイジはそんなこと望んでいない!」大人気「スイス館」の前で起きた“行列崩壊”の一部始終
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《“イケメン俳優が集まるバー”目撃談》田中圭と永野芽郁が酒席で見せた“2人の信頼関係”「酔った2人がじゃれ合いながらバーの玄関を開けて」
NEWSポストセブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
山口組がナンバー2の「若頭」を電撃交代で「七代目体制」に波乱 司忍組長から続く「弘道会出身者が枢要ポスト占める状況」への不満にどう対応するか
NEWSポストセブン
日本館で来場者を迎えるイベントに出席した藤原紀香(時事通信フォト)
《雅子さまを迎えたコンサバなパンツ姿》藤原紀香の万博ファッションは「正統派で完璧すぎる」「あっぱれ。そのまま突き抜けて」とファッションディレクター解説
NEWSポストセブン
ライブ配信中に、東京都・高田馬場の路上で刺され亡くなった佐藤愛里さん(22)。事件前後に流れ続けた映像は、犯行の生々しい一幕をとらえていた(友人提供)
《22歳女性ライバー最上あいさん刺殺》「葬式もお別れ会もなく…」友人が語る“事件後の悲劇”「イベントさえなければ、まだ生きていたのかな」
NEWSポストセブン