芸能

麻田奈美、高岡早紀、柴田倫世… 記憶に残る美バストの系譜

美ボディの歴史を紐解く(写真は高岡早紀。共同通信社)

 世の人々を魅了し続けてきたグラビアアイドルや女優たち。その美しいバストの歴史をアダルトメディア研究家の安田理央氏が振り返る。

 * * *
 1970年代に日本中の若者に美乳の魅力を知らしめたのは麻田奈美、そしてアグネス・ラムだった。実は1960年代後半からの世界的なウーマンリブの台頭と「巨乳の女性は頭が悪い」という米学者が発表した説の影響で、当時は大きな胸に対するイメージは悪かった。そのため、この頃のアイドルは細身が必須であり、胸が大きければサラシで巻いて、そのボリュームを隠していた。

 そんな中で、股間をリンゴだけで隠したヌード写真で大ブレイクした麻田奈美と、ハワイ出身のアグネス・ラムは、その健康的で豊満な肉体で、熱狂的な人気を集めた。そして70年代半ばには、当時大学一年生だったかたせ梨乃がデビューする。女優としての印象の強いかたせだが、デビュー時はCMタレントであり、そのCMは豊かな胸を強調したものばかりだった。

 3人とも求められたのはビジュアルに限られていた。1970年代には大きな胸の女性は、一段下に見られる扱いをされていたのだ。しかし70年代後半になると、榊原郁恵や宮崎美子なども登場し、グラマラスな肉体への人気は、より高まっていく。

 1980年には河合奈保子がデビュー。その豊かな美乳に注目が集まったが本人はそれを指摘されることをひどく嫌ったという。

 そして1983年、堀江しのぶが登場。グラビアを中心にビキニ姿を披露しまくり、現在のグラビアアイドルのスタイルの原型となる。残念ながら23歳という若さで急逝してしまうが、彼女を売り出したプロダクション、イエローキャブはその路線を確立させ、かとうれいこ、細川ふみえ、そして雛形あきこを送り出す。ちょうど雑誌がグラビアに力を入れていた時期であり、彼女たちのビキニ姿が各誌の表紙や巻頭を飾ることとなった。

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン