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2020.10.22 11:00  週刊ポスト

コロナ禍の麻雀 家庭用全自動麻雀卓は昨年比4倍の売り上げ

国民的娯楽「麻雀」はコロナとどう闘っているのか

国民的娯楽「麻雀」はコロナ禍でどう楽しまれているのか

 紫煙がくゆる薄暗い雀荘で、強面の男たちが正方形の卓を囲みながら賭博に興じる──映画などで描かれるそうしたアングラなイメージを麻雀に対して抱く人は少なくないかもしれない。まして、コロナ禍の時代に、4人が狭い空間で密になってポン、チー、ロンと発声するゲームに対し、感染予防の面から敬遠する人がいて当然だろう。

 だが、意外なことに世は空前の麻雀ブームなのだ。火付け役となったのは、2年前にスタートしたMリーグ。30人のプロ雀士が8チームに分かれ、半年をかけて90戦を戦う。3シーズン目を迎えた10月5日の開幕戦は、テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」での総視聴者数が過去最多となる100万を超えたという。

 麻雀界最強を自負し、抜群の知名度を誇る多井隆晴(渋谷ABEMAS)は言う。

「ノーレート(賭け事を禁止すること)、禁煙の雀荘が増え、実際の麻雀の現場はクリーン化が進んでいます。Mリーグを見た若者を中心に、麻雀熱が拡がっている感触はありますね。半面、試合の行なわれている時間帯は雀荘に行く人が圧倒的に少ないらしいんです。麻雀が本当の意味で国民的な娯楽になるまで雀荘にとっては我慢の時期かも」

 麻雀といえばかつては男性サラリーマンの嗜みだった。が、それも今は昔。Mリーガーには、美人雀士も集う。現役のモデルである岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)もそのひとり。

「私は純粋にゲーム性が面白くてプロ活動をしていますが、Mリーグを通じて“見る雀(観戦を楽しむ麻雀ファン)“が増えて、裾野が広がっている印象は受けます」

 新型コロナの収束が見えない状況下での開幕でも、麻雀を頭脳スポーツと標榜するMリーグでは「ノーマスク」で牌を打つ。パフォーマンスを最大限発揮するために、緊迫した対局時に呼吸がしにくくなるマスクは外す決断を下した。その代わり、それ以外のコロナ対策は厳重、万全を期している。番組プロデューサーの塚本泰隆氏が話す。

「毎日の検温はもちろん、出場するMリーガーには2週間に一度、PCR検査を受けてもらっています。試合の合間にアルコール消毒を欠かさず、カメラマンはフェイスシールドを着用。控え室は入り口を開放して換気を徹底し、入室人数も制限しています」

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