関西圏ランキングで京都市内が入っていない理由
ちなみに、関西圏のランキングも見てみよう。
1位/西宮北口
2位/夙川
3位/梅田・大阪
4位/岡本
5位/御影
6位/芦屋川
7位/千里中央
8位/神戸三宮・三ノ宮
9位/天王寺
10位/芦屋
駅別に人気度を測ればこうなるだろう、という街が並んでいる。お気づきだろうが、阪神間が8つで大阪市内が2つ。府県で分ければ7つが兵庫県である。
ここで京都市内がひとつもないのはなぜか? 京都市内には鉄道の駅が少なく、かつ人気エリアには駅がない。しかし、下鴨や北白川といったエリアは夙川や御影に劣らない上質な住宅地を形成している。
また、この中には兵庫の甲東園や大阪の帝塚山といった伝統的な住宅地が抜けているが、それはアンケートに答えた層がそういった街に対するイメージを持っていないからだろう。これらはいずれも「大人の住宅地」である。さらに言えば、マンションはほとんど開発されていない。だから、マンション供給の「メジャー7」が出すランキングには出てこなくても当然か。
マンションに限らず、幅広い分野のランキングが日々世に出されている。しかし、その内容は「参考程度」に捉えるべきものがほとんどではないか。住宅や不動産に関するものも、私が見る限り大半がそのレベルだ。