いよいよ秋も深まり木々の葉は赤、黄、オレンジとさまざまな表情を見せ、私たちの心を幸せな気分にしてくれる──今年は全国的に暖かい空気が流れていたため、紅葉は平年に比べてゆっくり色づくところが多いとされている(日本気象協会10月22日発表)。そこで、地元の魅力を知り尽くした地方局アナウンサーに、有名スポットに負けない名所を教えてもらいました!
●喧騒から離れ心静かに秋を感じる
京都府京都市「安楽寺」
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
見頃:11月上旬~12月上旬
紅葉の名所でもある永観堂から少し離れた場所に佇む安楽寺は、春と秋の時期のみ一般公開されている寺院。
「かやぶきの山門にまっすぐ続く石段は赤い絨毯のごとく落ち葉で敷き詰められ、両側には幾重もの楓の木が見事な紅葉のトンネルを演出してくれます。夏の青もみじも息をのむほどの美しさで、四季折々の姿をよく眺めては心洗われていました」(関西テレビ・新実彰平アナウンサー)
推薦者:関西テレビ・新実彰平アナウンサー/ニュース番組『報道ランナー』のメインキャスター。
●1万本の紅葉が作り出す“美しい絨毯”
長野県箕輪町「もみじ湖(箕輪ダム)」
住所:長野県上伊那郡箕輪町東箕輪
見頃:10月下旬~11月上旬。11月23日までライトアップ(17~21時)。
箕輪ダムは周囲に約1万本のもみじが10年かけて植えられたダムで、『もみじ湖』の愛称で親しまれている。
「この時期、辺り一面が赤黄色の華やかな雰囲気に包まれます。おすすめは落葉が進んだタイミング。カラフルな絨毯が足元に広がり、圧巻です」(NBS長野放送・松山航大アナ)
推薦者:NBS長野放送・松山航大アナウンサー/『ふるさとライブ』、『週刊ながのスポーツ!』などを担当。趣味は温泉めぐりで、温泉観光士の資格を持つ。