芸能

『鬼滅の刃』の残酷な描写問題 親は子にどう助言するべきか

ブームは続く(西村尚己/アフロ)

ブームの裏では議論も(西村尚己/アフロ)

 巷では幼稚園児くらいの子供までオープニング曲『紅蓮華』を口ずさみ、映画館は劇場版アニメを観るためのファミリーでごった返している──『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴・作)が社会現象とも言えるほどのブームと化したのは、多くのちびっこたちをファンに取り込んだことが大きいのではないか。

 これまで“ヒット”や“大ヒット”と言える少年漫画は多数生まれてきたが、これだけ幅広い年齢層にまで広がった作品となると、やはり『鬼滅の刃』は久々の特大ヒットと言えるだろう。

 しかし、大ブームの裏で、ネット上を中心に議論されていることがある。「『鬼滅の刃』は子どもに見せるには残虐な描写が多いのではないか?」という問いについてだ。たしかに人間と鬼の死闘を描いた作品である以上、流血は避けて通れない。劇中では生首が飛び、時には人体が内側から破裂するような描写まである。主人公が家に帰ったら、家族がほとんど全員殺されていたという序盤の展開も、子供にとっては非常にショッキングなものだろう。

「子供が『鬼滅の刃』に興味を持っているが、見せていいものか迷っている」という保護者の声は多く、「残虐な描写のせいで子供が夜泣きするようになってしまった」といった声も一部にはある。

 少年漫画というジャンルを振り返れば、『北斗の拳』や『ジョジョの奇妙な冒険』、『HUNTER×HUNTER』など、残虐な描写を含んでいると言われた人気作品は枚挙にいとまがない。これらも含め、未就学児が見たり読んだりするとなると、大人の側が心配するのは当然のことかもしれない。

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン