ちゃんと測れてる?正しい体温の測り方
新型コロナの流行で一時は品薄にもなった体温計。血圧・脈拍計とともにいまや健康の必須アイテムだ。
「平熱を正しく知るためには体温が安定した定時に毎日測ること。体温が上がる食後、運動後、入浴後は避けましょう。起床時は低め、夕方は高めになるのが普通なので、朝や日中に普段より高ければ発熱とみてもよいでしょう」(岩切さん)
わきの下で測る場合は汗などをよく拭いて、わきのくぼみ中央に体温計の先端を押し当て、しっかり挟む。体温計が体に対して斜め下に向くように。
【プロフィール】
岩切理歌さん/東京都健康長寿医療センター・高齢診療科部長。内科一般、血液疾患、老年医学を専門とし、総合内科、高齢診療科外来、ポリファーマシー外来などを担当する。日本内科学会総合内科専門医・指導医。日本血液学会血液専門医。日本老年病学会認定老年病専門医。
取材・文/斉藤直子
※女性セブン2020年11月19日号