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2020.11.11 07:00  SUUMOジャーナル

住宅展示場の見学予約数が増加!?住宅展示場の賢い活用法

(画像提供:PIXTA)

ファジー・アド・オフィスが企画・運営を行う総合住宅展示場「ハウジングステージ」の見学予約申込数で見ると、7月~9月の住宅展示場の見学予約件数が前年同期間で増加しているという。コロナ禍でも、住宅展示場で見学をしようという人が増えているのは、なぜなのだろうか。【今週の住活トピック】
「コロナ禍での住まいづくりに関する意識・実態調査」を公表/ファジー・アド・オフィスコロナ禍の生活の変化で住まいに新しいニーズ同社の総合住宅展示場の見学予約申込数の場合で見ると、2020年7月~9月の件数が前年同期間とを比較して約4倍にも増えたという。2019年7月~9月という期間は、10月からの消費税増税の直前で駆け込み需要が落ち着いたころに当たるなど住宅を取り巻く環境は大きく異なっているため、単純に比較することはできないが、それでも増加したという点は注目だ。

その理由を考えてみよう。同社が「コロナ禍での住まいづくりに関する意識・実態調査」を実施したところ、外出を控えるようになった(83.2%)り、日常生活における衛生意識が高まった(60.6%)りしている。

また、コロナ禍での働き方の変化については、調査対象が総合住宅展示場「ハウジングステージ」に来場して会員登録をした人に限定される(有効回答327件)が、「自宅でのテレワークが増えた」(男性41.1%、女性21.6%)、「オンラインでの会議が増えた」(男性42.1%、女性13.4%)と回答し、特に男性で在宅ワークが増える変化が目立った。

出典:総合住宅展示場ハウジングステージ「コロナ禍での住まいづくりに関する意識・実態調査」

それを受けて、「家族との時間や在宅勤務について考えるうえで、今後の住まいや暮らしに欲しくなったもの」を聞くと、「(家族がそれぞれの時間を過ごせる)広いリビング」は男性44.2%、女性49.6%と男女ともに多い回答となった。一方で、男性では「(在宅勤務のための)自分専用の個室や間仕切りされたスペース」(52.6%)が、女性では「(外出しなくても)遊べる広い庭・屋上・バルコニー」(52.2%)がそれぞれ最多となった。

37.1%の女性が現在働いていないと回答していることから、働き方の変化による影響が大きい男性で個室ニーズが高まり、女性では在宅家族の時間を充実させる住宅の屋外空間への関心が高まったといえるだろう。

出典:総合住宅展示場ハウジングステージ「コロナ禍での住まいづくりに関する意識・実態調査」

こうして見てきたように、新型コロナの影響による暮らし方の変化が、新たな住宅ニーズを生んで住み替えなどを検討するようになるが、それをきっかけに住宅展示場を訪れようとする人が増えたと考えられるだろう。

住宅展示場を訪れるなら目的を明確にこれから住宅展示場を訪れる人はどんなことに気をつけるのがよいのだろう?訪れる目的はいくつかのパターンがあると思う。

第一に、住み替えを検討しているが、既成の分譲住宅ではなく注文住宅で家を建てたいと考え、ハウスメーカーのモデルハウスを見学するという目的が挙げられる。

第二に、住み替えで一戸建てを検討しているが、工法の違いや最新設備の情報などの基本的な知識を得たくて、モデルハウスを見学するという目的もあるだろう。

ほかにも、住宅展示場ではさまざまなイベントが催されている。例えばこれからなら、ケーキづくりやクリスマスリースづくりなどが想定できる。コロナ禍で遠出を控えていた人が、近くの住宅展示場のイベントに参加してみるといった目的もあるだろう。

住宅展示場を賢く利用する方法とは?第一と第二の目的の場合でいえば、各ハウスメーカーが力を入れる住宅のモデルハウスが一度に見られる住宅展示場ならではの効率的な見学方法がある。

まず見学する前に、どんな情報を求めて訪れるのかを明確にしておこう。例えば、すでに住宅ポータルサイトで、ハウスメーカーの比較検討をしている場合なら、どのような違いを確認したいのかを考えておきたい。あるいは、基本情報を知りたいなら、工法の違いを知りたいとか、耐震性や省エネ性について知りたいとか、具体的にテーマを絞り込んでおきたい。展示場を漫然と見てしまうと、情報の多さで整理がつかないといったことに陥りやすいからだ。

さて住宅展示場では、まずは展示場全体をぐるりと回って、住宅の違いを確認しよう。ぐるりと回るだけだと住宅の外観を見ることになるが、例えば木材を多用していたり、欧米風の輸入住宅であったり、3階建ての住宅であったりといった違いを見て、各社の特徴を押さえておこう。

気になる住宅があれば、1つのモデルハウスに1時間などと時間を決めて、数社回るようにしたい。数社の説明を聞いて比較検討することで、住宅の基礎的な知識が増えていくし、渡される住宅のカタログには説明にない情報が載っていることも多い。

具体的にハウスメーカーが絞れているなら、自分の希望する条件などを伝えながら、モデルハウスを見学するとよいだろう。モデルハウスは広い土地に建てられることが多いので、間取りにゆとりを感じたり、最新設備が豊富に搭載されているので、どれも便利に見えたりするものだが、実際にはそれぞれ広さや予算が限られるので、あらかじめそれを前提に説明をしてもらうとよいだろう。

もちろん住宅展示場の説明員はセールスが目的なので、自社の住宅を売り込むことになる。断り切れないといったことのないように、あらかじめ訪問目的や見学時間などを決めておくことが大切だ。

住宅展示場では、画像や動画だけでは分からない色味や質感、空間でのサイズ感や印象などが分かるのがメリットだ。一方で、予算以上の住宅がモデルになることもあり、憧れが先行して収集がつかない場合もある。上手に活用すれば欲しい情報が効率的に入手できるので、楽しんで見学するようにしてほしい。

(山本 久美子)

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