検査結果は6週間ほどで自宅に届く。
「検査結果報告書は、がんリスクの高低を3色に色分けした線グラフ上に示します。判定は『がんリスクは検出されませんでした』、『専門医による検査、診断をお勧めします』の2種類。
この検査の意義は、“がんの一次スクリーニング検査”であることです。ご自身の現在のリスクを知ってもらいがん検診に対するハードルを下げ、がんの早期発見につなげることが目的です」(同前)
今後は早期発見が困難な膵臓がんをメインに、個別のがんを識別できるようさらに研究を進めるという。「コロナ禍でがん検診受診率が大幅に低下した今、まずは簡単にできるスクリーニング検査を入り口に、がん検診に対する意識を高めてほしい」と広津代表は呼びかけている。
従来のがん検査には受診の手間や金額から痛み、精度など課題は多かったが、今やわずか尿1滴で解決できる。
※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号