ライフ

高齢者の大掃除 手足・指を動かす拭き掃除は絶好のリハビリ

aa

老親の家の大掃除は片付けすぎないことが大切(イラスト/鈴木みゆき)

 良い気分で新年を迎えるために、年内にやっておきたい大掃除。面倒だと感じる人も多いだろうが、高齢者にとってはかなりの重労働だ。自身も実母と同居して見守り、高齢者の家事について一家言を持つ家事研究家・高橋ゆきさんによれば、

「大掃除は家中をくまなく一掃するイメージですが、高齢者の家は全部やらなくていい。むしろ老親が主体で“掃除したいところだけ”という考え方でよい」

 とのことで、“家中を掃除しなくていい”と思えば、一気に気は楽になる。これからの老親宅の大掃除ポイントを聞いた。

「生活のリズムにかかわるテリトリーは、基本的に本人に任せましょう。ただ散らかっているところは、大小適当な形の空き箱を使って整理するのがおすすめです。たとえばリモコンをまとめた箱、定時にのむ処方薬や体温計、血圧計などの箱、大量のポケットティッシュもひとまとめに。こうすることで必要な物が際立って見えるので、むやみにため込むのを抑えられることもあります」

 キッチンに出しっぱなしにしがちな調理道具や調味料なども箱にまとめるだけで、散らからなくなる。あとは拭き掃除。どんなシーンにも万能な“軍手ぞうきん”(※ゴム手袋をはめた上から軍手をはめる。水や洗剤をつけても使える)や“清め拭きぞうきん”(ぞうきんの下4分の1だけをぬらし、ぬれた方から巻いていく。薄手のタオルや手ぬぐいでもOK)がおすすめだ。

「自分のテリトリーの中の物、いつも座っているイスや手すり、仏具などを“掃除”というよりお礼の気持ちを込めて、愛でるように拭いて歩く。拭き掃除は手足、指先までよく動かすので絶好のリハビリです。来年からは日常のアクティビティーとして習慣にするといいですよ」

関連キーワード

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン