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2020.12.04 15:59  週刊ポスト

AV業界の意外な売れ筋「地味」 地味であればあるほど高評価

“高値の花”よりも地味な女優に人気が集まる理由とは

“高値の花”よりも地味な女優に人気が集まる理由とは

 美形女優が非日常的な世界に誘うAVの王道に対して、最近“意外”な売れ筋ジャンルが誕生した。AVライターの尾谷幸憲氏が解説する。

「昨年、爆発的にヒットしたのが佐藤りこという無名女優の『ボーイッシュで男友達みたいな彼女は隠れ巨乳でした!』 (ブロッコリー)。昨年8月の発売直後から半年以上も売り上げ上位にランクされました。サンプル動画再生数は驚異の84万回。以後のシリーズも好評で一大人気ジャンルとなりました」

 キーワードは「地味」。地味であればあるほどその評価を高め、ヒットするという。

「煌びやかなスタジオで女優がキレイな衣装を纏った作品も良いですが、月に100本近くリリースされるAV業界で、似たような作品を作っても埋もれてしまいます。ブロッコリー作品は『一見地味だけど、脱ぐとすごい』『セックスが始まるとエロい』という方向性を追求しています。

 特に爆発的ヒットとなった佐藤りこは、極上の美女ではないものの元芸人で話も面白く、Fカップの美巨乳で性欲も旺盛、さらには白目を剥きながら感じる姿の意外なギャップが受けたのでしょう」(同前)

 制作するメーカー・ブロッコリー/妄想族のブロッコリー監督が語る。

「実は“地味”よりも“親しみやすさ”のある職業や衣装を重視しています。高嶺の花感がある女教師やCAよりも、保母さんや生保レディ、コンビニで見かけるような普段着の子です。それで『実はあの子はこんなにエロいんです』と日常生活に潜むエロスを表現するのがこだわりです」

 そのためには撮影前の面接時に、女優に必ず聞く項目があるという。

「AVを自分の意思で始めたかどうかは重要です。うちの作品は女優に素のセックスを求め、演技の指示はほぼありません。衣装やスタジオよりも、本当に性欲旺盛でセックスが好きな女優の素顔を引き出すことにこだわっています」(同前)

 令和の大ヒット作を生み出したAV監督は、女優の性欲をむき出しにする作品を撮るために、日々エロスと向き合っている。

※週刊ポスト2020年12月11日号

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