こまめに口を「湿らせる」
感染しやすい条件が揃う冬に、暖房以外で気をつけるべきことはあるか。
「家に帰ってきた際の衣服の管理に注意したい。冬はコートやマフラーなど身につける衣類が増えるので、どこにウイルスが付着するかわからない。なるべく生活圏のリビングや寝室には置かないように管理しましょう」(前出・勝田氏)
ウイルスの侵入経路である「喉」の乾燥対策も重要だ。
前述したように、空気の乾燥は喉の粘膜の働きを弱めるため、感染症リスクを増大させる。
「予防には加湿器の使用に加え、こまめな水分補給も忘れずに。夏の熱中症対策では多めに水を飲むよう推奨されますが、冬は口を湿らせる程度でいいので、頻繁に摂取することが重要です」(同前)
身近なところに潜む“盲点”に気をつけたい。
※週刊ポスト2020年12月11日号