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2020.12.13 15:59  週刊ポスト

田中好子、叶和貴子らが2時間ドラマで見せたベッドシーン

「制約」のなかどう演じるか

 健康的なイメージで濡れ場とは無縁に思える榊原郁恵が風俗嬢役に挑んだ作品が、『尼僧、ストリッパー連続殺人』(1984年・テレ朝系)だ。

 露出の多いスリップとショートパンツに身を包んだ榊原が客の中年男性に跨がり、下半身を触られる。しなやかな美脚も披露している。映画『愛と誠』(1974年)で西城秀樹の相手役としてデビューし、アイドル的人気を誇った早乙女愛も2時間ドラマで活躍した。

「『溺れ蜜狂い蜜』(1984年・TBS系)でのあおい輝彦とのベッドシーンは濃厚でした。横たわってもたわわな早乙女の乳房に、あおいが思いっきり顔を埋める。早乙女はあおいの後頭部をギュッと抱きしめ、髪の毛をもみくちゃにされながら悦楽の表情を浮かべます」(A氏)

 1983年放送の『フルムーン殺人旅行』(TBS系)では、すでに大物女優の仲間入りをしていた大信田礼子が美しいバストトップを披露した。

 入浴シーンの後、夫役の柳生博と寝室へ。擦り寄った柳生は後ろから髪を撫で、抱きつき、ソッと耳に息を吹きかける。大信田は胸を揉みしだかれる。柳生の舌先が胸を這いと身悶えるシーンは生ツバものだ。

 酒井和歌子も1986年の火曜サスペンス劇場『見知らぬ夫』(日本テレビ系)で未亡人役を演じ、隣家の男(奥田瑛二)を間男にして情事を重ねた。

「ムーディーな曲をバックに、浴室で2人でシャワーを浴びながらお互いの身体を撫で合い、キスするシーンはなんとも官能的でした。火サスは主婦層狙いで濡れ場はほとんどなかったので貴重な作品といえます」(大野教授)

 高校在学中の1979年、NHK朝ドラ『鮎のうた』で主演デビューした山咲千里も、2時間ドラマでの濡れ場をステップに清純派から本格派女優へと脱皮した。『狙われた女教師』(1984年・TBS系)で女子高生不審死事件を追う女教師役の山咲は、証拠を掴むためにPTA会長(北村和夫)に接近。だが、部屋に入ると北村の毒牙にかかり、その肢体を弄ばれてしまう。

 フィアンセ(国広富之)のことを思い浮かべながら、北村に触れられ苦悶の表情を浮かべて耐える山咲。首筋や胸元を執拗に舐められ、思わず声を上げて──。

 山咲が当時の撮影現場を振り返る。

「映画の世界からきた人と、テレビで育ったスタッフが現場でバチバチやりあって、独特の熱がありました。テレビなので濡れ場には制約がありましたが、そのなかでどうやって視聴者に訴えかける演技ができるか。『狙われた女教師』では、乱れた髪が顔にかかるようにしたり、どうすればセクシーに見せられるか、スタッフと真面目にディスカッションしたのを今でも鮮明に覚えています」

 熱のこもった濡れ場を、再びテレビドラマで見てみたいものだ。

※週刊ポスト2020年12月18日号

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