1万枚の連番まとめ買いをすると確定還元率は?
では、もっとまとめ買いの枚数を増やすとどうなるか。福バラ100の10倍、1000枚を買うことを考えてみよう。組と番号はバラバラだが、下3ケタは000~999でそろえて買う。
このように買うと、年末ジャンボの場合、賞金1万円の5等が3本、3000円の6等が10本、300円の7等が100本当たる。つまり賞金9万円(=1万円×3本+3000円×10本+300円×100本)を確実に受け取れる。
年末ジャンボミニの場合を見てみよう。賞金1万円の3等が5本、3000円の4等が10本、300円の5等が100本当たる。賞金11万円(=1万円×5本+3000円×10本+300円×100本)の受け取りが確定する。
今年は去年よりも年末ジャンボも年末ジャンボミニも賞金1万円の本数が増えているが、その効果が、この確実に受け取れる額の増加としてあらわれている。
確定還元率はどうなるか。1000枚のくじの代金は30万円だから、年末ジャンボでは30%(=9万円÷30万円)、年末ジャンボミニでは37%(=11万円÷30万円)となる。どちらも、支払った代金の3割以上が確実に返ってくることになる。
それでは、もっとまとめ買いの枚数を増やして1万枚買うとしたらどうか。下4ケタを0000~9999まで1万通り、すべてそろえて買う。だが、通常の宝くじ売り場でいきなりこのような買い方をしようとしても難しいようだ。
まず売り場の窓口で係の人に話して本部に連絡してもらい、1万枚のくじを用意してもらう。販売期間の終盤になると条件に合うくじの在庫がなくなる恐れもあるため、早めに窓口で依頼する必要があるようだ。ここではこのように1万枚を買えたものとして話を進めてみよう。
このように買うと、年末ジャンボの場合、賞金5万円の4等が1本、賞金1万円の5等が30本、3000円の6等が100本、300円の7等が1000本当たる。つまり、賞金95万円(=5万円×1本+1万円×30本+3000円×100本+300円×1000本)を確実に受け取れる。
年末ジャンボミニの場合は、賞金5万円の2等が4本、賞金1万円の3等が50本、3000円の4等が100本、300円の5等が1000本当たる。つまり、賞金130万円(=5万円×4本+1万円×50本+3000円×100本+300円×1000本)の受け取りが確実になる。
確定還元率はどうなるか。1万枚のくじの代金は300万円だから、年末ジャンボでは32%(=95万円÷300万円)、年末ジャンボミニでは43%(=130万円÷300万円)となる。年末ジャンボミニでは、支払った代金の43%も確実に返ってくるわけだ。