JTBは6月に常務執行役員の山北栄二郎氏が社長に昇格
コロナの打撃を受ける鉄道業界でも、社長交代があった。近鉄グループホールディングス(HD)では、6月に三重交通グループホールディングスの小倉敏秀氏が社長に就き、吉田昌功・前社長は近鉄不動産の会長に就任することとなった。
「前社長が不動産部門に転じるというのは、そこだけ見ると“左遷”にも思えます」(同前)
社長交代後、9月の中間連結決算で過去最大の赤字に陥った近鉄HDは、傘下の近畿日本鉄道で運賃値上げの検討を始めたと発表。経営悪化の責任を取る形で、新社長となった小倉氏らの役員報酬の減額も決めた。
※週刊ポスト2020年12月25日号