スポーツ

350勝投手の米田氏「坂本勇人の内角打ちはセだから通用」

350勝を挙げた米田哲也氏の巨人・坂本勇人に対する評価は厳しい…(イメージ)

350勝を挙げた米田哲也氏の巨人・坂本勇人に対する評価は厳しい…(イメージ)

 プロ野球で今季、史上2番目の若さで2000本安打を達成した巨人の坂本勇人(32)。榎本喜八(オリオンズなど)に次ぐスピード達成だが、もしリーグが違っていたら、道のりは順調ではなかったかもしれない。

 阪急ブレーブスなどのエースとして歴代2位の350勝を挙げた野球評論家・米田哲也氏の評価は厳しい。

「坂本は“内角打ちの名手”なんて呼ばれているが、日本シリーズを見る限りそれは過大評価です。本当にインコースが得意なら、もっとベースに近づいて打席に立つはず。坂本はあれだけベースから離れていても、ソフトバンク投手陣の徹底したインコース攻めに対応できず、詰まらされていた。彼の内角打ちはセだから通用しているだけ。やっている野球のレベルの違いが露呈した印象です。

 もちろん、いいバッターなのでいずれ2000本を打ったでしょうが、パが主戦場なら数年は達成が遅れていたかもしれません」

 パとセでは野球のレベルが違う──米田氏の言葉を裏付けるように、近年ではパからセに移って輝きを取り戻す選手が増えている。

 ヒットメーカーとして知られる坂口智隆(36)は、オリックス在籍終盤は長く不振に喘いでいたが、2016年にヤクルトに移籍して復活。リーグの打率上位に名を連ねた。今季前半、楽天で不振に喘いでいたウィーラー(33)も巨人にトレードされ大活躍。日本シリーズでは本塁打を放つなどひとり気を吐いた。

 ソフトバンクでファームに追いやられていた内川聖一(38)も、ヤクルトへの入団が決定した。「セならまだ通用する」との声が聞かれる。もはやセは“格落ち”扱いなのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン