ビジネス

女性パチンコライターが次々と「グラビア進出」した背景とは

人気女性パチスロライターの河原みのり

人気女性パチスロライターの河原みのり

 新型コロナウイルスによる経済活動の停滞は、あらゆる業界に打撃を与えたが、特に大きな影響を被ったのが娯楽産業のパチンコ・パチスロ店だろう。自粛や休業要請に従わないパチンコ店が多くの批判を浴び、日ごろパチンコの魅力や攻略法を紹介する専門ライター陣にとっても我慢の1年となった。パチスロライターの河原みのりが、激動の2020年を振り返る──。

 * * *
 今、街中を見渡せばマスクをしていない人にはほぼ遭遇しません。消毒、ウイルス、除菌……そんな言葉で埋め尽くされ、すっかり見違えてしまった日々があっという間に過ぎ、2020年が気まずそうに幕を下ろそうとしています。私も今まで経験した中で断トツの早さで終わっていく一年に、ただただ圧倒されるばかりです。

 そして私自身も身を置くパチンコ・パチスロ業界もまた、想像を裏切ることなく、いや、想像以上に激動の一年となりました。

 スロット規制によりジリジリと迫ってくる5号機の設置期限、さらには完全分煙化など、元々ユーザー離れが心配される要素を存分にはらんでいた中での、「新型コロナウイルス」という思ってもみなかったイレギュラー。

 これによって大打撃を受けたお店も少なくなく、大型店はなんとか耐え抜いたものの、いまだに苦しい財政が続く店舗も多いのだとか。休業要請、そして自粛期間など、多くの関係者が苦しい思いを余儀なくされました。

グラビア撮影も積極的に行うパチンコライターの河原みのり(撮影/工藤ユキ)

グラビア撮影も積極的に行うパチンコライターの河原みのり(撮影/工藤ユキ)

活気が戻らないのはコロナのせいだけじゃない!

 自粛が明け、営業を再開してもその活気を完全には取り戻せない雰囲気が漂っているのは、その原因がコロナだけではないからでしょう。

 特に周りのスロッターの話を聞いていても新たな6号機への印象は正直あまり良いものではなく、「少しだけ触ってみたけど手を出しにくい」というのがよく耳にする意見であり、やはり2400枚というリミットが無く大きく勝てる可能性のある台のほうが魅力的、というのはごもっともなお話かもしれません。

 私は仕事柄、新しい6号機機種も積極的に打っていく立場にありますが、6号機は6号機なりの面白さもあり、また荒い台よりはマイナスも少なく抑えられる面もお財布には優しい、“遊べる機械”として、そこまで嫌厭するものではないようにも思えます。

 とはいえ、お金を使う娯楽としてもちろんリスクの計算は必要ですが、はじめからマイナスになることを考えて打つのも寂しいですし、5号機が消えていくのが悲しくないかといえば、それも嘘になります。

 コロナによる休業要請など経済的影響もあり、5号機の設置延長が数機種に施されましたが、その延長された機種たちもついには姿を消し始め、2021年も期限が迫った機種がわんさかと待ち構えているのです。

「スロットはお財布に優しい遊べる機種が増えた」と話す河原みのり

「スロットはお財布に優しい遊べる機種が増えた」と話す河原みのり

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン