「白鵬も鶴竜も休み過ぎです。昔は横綱が2場所休むと引退に追い込まれた。2横綱に批判が起こるのは当然でしょうな。
せやけど、2人をそうさせてしまったのは日本人力士のせいでもある。白鵬に休場明けで簡単に優勝されているのが情けない。代わりになる存在がいないのに、相撲協会も“引退しろ”などと言えた義理じゃありませんわ。いま一番問題なのはこの2横綱に勝てる日本人力士が出てこないことです。
白鵬は朝青龍が事件を起こして廃業したとき、一人横綱として15場所も土俵を守り、そのうち10場所も優勝した。この貢献度も忘れるべきじゃないね。横綱のカチ上げや張り差しは褒められないが、体力低下をカバーする策ですからね。全否定は可哀想ですわ。
その点、鶴竜は正直限界です。白鵬と違って足腰に粘りがない。今年は一念発起して頑張ってほしいですな。じゃないと日本国籍取得まで引退を引き延ばしているだけと思われてしまいますよ」