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マスク姿で儀式に臨まれた(1月1日、東京・千代田区。時事通信フォト)

天皇ご一家だけ撮影が2回延期

 話は新年ビデオメッセージ公開の4日前に遡る。12月28日、新年を迎えたご一家のご近影として、宮内庁は事前に報道機関に向けて天皇ご一家、上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家の写真を配信した。だが、当初の配信予定は25日。3日遅れの配信となったのには理由がある。

「事前にご一家それぞれで写真の撮影に臨まれたのですが、天皇ご一家だけは撮影が2回延期になったと聞いています。予定していた撮影日が続けてキャンセルとなったのは、雅子さまのご体調が芳しくなかったからだと思われます」(皇室ジャーナリスト)

 25日に行われた宮中祭祀「大正天皇例祭」も、雅子さまは欠席された。それもご体調の波が原因だったのかもしれない。

 そんな中で行われた、新年ビデオメッセージの事前収録。本来であれば、お誕生日会見など皇族方がメッセージを出される場合は、その収録の日時が前もって報道関係者に告知され、余裕を持って映像が配布されるものだ。

 だが、新年ビデオメッセージに関しては、12月29日という大晦日直前のタイミングまで映像は秘せられ、陛下だけなのか、雅子さまも同席されるのかも明らかにされない、トップシークレットだった。

「実は、収録そのものが報道陣に公開された前日の28日午後に赤坂御所『檜の間』で決行され、急いで編集されたので、侍従側も説明する余裕がなかったのでしょう。その収録の日程も予定より延びたそうです。雅子さまがご同席、ご発言できるのか、ギリギリまで調整が続いていたことがうかがえます。

 ビデオメッセージではお声に震えが感じられ、雅子さまの緊張が伝わってきました。雅子さまのご体調は、いまだ回復途上にあるのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

直前まで本当に出られるかわからない

 元旦、雅子さまは皇居で「新年祝賀の儀」に出席された。

「女性皇族方は例年と違い、ティアラをつけておられませんでした。コロナ禍で国民が苦しむ中、華美なものは避けたいというご判断だったそうです。雅子さまが決められ、女性皇族方に伝達されたのでしょう」(別の宮内庁関係者)

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