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2021.01.14 16:00  マネーポストWEB

結婚しようとする相手が奨学金返済中だったらどう思うか 当事者たちの声

結婚しようと思う相手が奨学金返済中だったら?

 結婚する前に必ず確認しておきたいのが、お金の問題。相手の浪費グセ、多額の借金やローン返済が発覚すれば、結婚を躊躇する人は少なくないだろう。では、それが「奨学金」ならどうだろうか。

 最近では、匿名掲示板で、恋人に奨学金の返済があることがわかったため、結婚に迷う女性が意見を求めていた。概ね「奨学金なら仕方ない」と男性を擁護する声が多かったが、なかには「結局は借金」という厳しい意見も見られた。

 奨学金を借りて大学に通い、社会人になってから返済し続けている人は決して珍しくない。では奨学金の返済と結婚の関係について、当事者たちはどう捉えているのか。

 広告代理店に勤務する30代の男性会社員・Aさんは、私立大学在学時に約300万円(利子あり)を借りた。現在は月々1万6000円を返済している最中だが、「確かに、奨学金の返済があることがわかると、あからさまにがっかりされたことがあります」と振り返る。

「交際中の女性から、奨学金を借りているか聞かれたことがあります。彼女の家では、兄は私大理系、彼女も私大文系を奨学金なしで卒業。学費に困ったことがないためか、僕が『ある』と答えると『それって、借金だよね?』と言われました。引いたような口調だったのをよく覚えています」(Aさん)

 その後、Aさんと彼女は別れることになった。奨学金が直接の理由ではなかったというが、Aさんは今でもトラウマになっているという。

「僕は、奨学金は車のローンなどと変わらない個人の問題だと思っています。仮に僕が同じ立場なら、結婚を考える彼女が奨学金を借りていても気にしません。繰り上げ返済も検討中ですが、何があるかわからないこのご時世、貯金を取り崩して一括返済は怖いです」(Aさん)

 一方で、相手から理解が得られた人もいる。大手総合電機メーカーに勤務する、国立理系院卒の30代男性・Bさんだ。約600万円(利子なしと利子あり)の奨学金を借りており、月に3万円ずつ返済しているという。看護師の妻とは高校時代に知り合った。就職してから4年目に奨学金の存在を打ち明けると、Bさんにとって意外な答えが返ってきた。

「妻の反応は『そうなんだ』とあっさりしたものでした。さらに、『奨学金もらって学校行くとか、偉いじゃん。もしもの時は私が立て替えるし、協力もする』と言われました。結構ビクビクしながら告白したので、驚きました。妻には本当に感謝しています。完済まであと10年なので、真面目に働きたいと思います」(Bさん)

 婚活中の女性はこの問題をどう見るのだろうか。人材紹介会社で働く20代の女性・Cさんは、次のような見方だ。

「月給から、奨学金を引いた額が手取りだと考えなくてはいけないということですよね。奨学金の返済自体はいいのですが、それが生活費を圧迫しないかどうかは気になります。結婚前に全額返済しておいてほしいのが本音です」(Cさん)

 ただし共働きなら「あまり問題ではない」とも言う。

「ギャンブルで作った借金ではないのですから、普通に働いていれば、あまり気にすることではないとは思います。理想としては奨学金があったからこそ大学などで学びがあり、きちんと働けていると思ってあげたいです」(Cさん)

 今後も返済が必要なだけに、家計の面から気にする人がいるのは当然のことだが、そこに理解を示せるかどうかは、人それぞれのようだ。

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