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美智子さまに隔絶生活の弊害か 心配な「こわばる指」「微熱」

仙洞仮御所でおこもり生活が続く(2019年12月、東京・港区/宮内庁提供)

仙洞仮御所でおこもり生活が続く(2019年12月、東京・港区/宮内庁提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で“ステイホーム”が求められるいま、上皇上皇后両陛下も仙洞仮御所(東京・港区)でのおこもり生活が続く。

「美智子さまはいま、長年のご趣味であるピアノを思うように弾けない状態だと聞きます。指がこわばって思うように動かず、さらに、背筋を伸ばすと首や肩が痛くなるため長時間座ることもできないそうです」(皇室ジャーナリスト)

 1月上旬、緊急事態宣言が発出されたことも相まって「隔絶生活」はさらに進んでいるという。

「元日は天皇皇后両陛下の新年ビデオメッセージをテレビでご覧になり、続く2日、3日には御所で箱根駅伝を応援されたそうです。新型コロナ感染防止のため、御所には最低限の宮内庁職員の出入りしかないので、人との会話も極端に減っているようです」(宮内庁関係者)

 美智子さまは昨年末にはパソコンを使い、皇族方とリモートでお話をされたこともあったという。だが、機械が苦手でいらっしゃることを考えると、そうした機会も頻繁ではないだろう。

「ご夫妻は穏やかに過ごされてはいますが、ご体調は万全といえません。美智子さまは年が明けても変わらず、夕方になると原因不明の微熱に悩まされる状態が続いています」(前出・宮内庁関係者)

 さらに心配なのが「手の指のこわばり」だ。日常生活への影響も少なくないだろう。

「お食事の際には箸やスプーンを握る手に力が入らず、余計な時間がかかるはずです。精神的にもフラストレーションがたまる日々ではないでしょうか」(皇室記者)

 上皇陛下は昨年、週に数回のペースで皇居にある生物学研究所に通われていたが、今年に入ってからは緊急事態宣言もあって、控えられているという。

「例年なら1月下旬から2月上旬にかけては葉山御用邸(神奈川・三浦郡)で静養されます。しかし、それも新型コロナの影響で中止に追い込まれました。誰とも会えず、心身を整える機会であったご静養にも行けない。さらに、体は思うように動かない。美智子さまにとって隔絶生活のストレスは非常に大きいものでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 日々の運動は御所の庭を散策される程度。だが、かつて住まわれていた皇居に比べるとはるかに狭く、景色も代わり映えしない。そうした環境が、またさらにご夫妻のお体に無理を生じさせている。

自粛生活で体中の痛みが増す

 井尻整形外科の井尻慎一郎院長は、長い自粛生活の影響をこう語る。

「自宅にこもりきりの生活が続くと、心身にかかわるあらゆる機能が低下します。特に高齢者が注意すべきは、歩行能力が落ちて転びやすくなり、転んだら骨折しやすくなることです。認知能力が衰えるといった症状も見られます」

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