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2021.02.05 15:59  週刊ポスト

大正時代のエリート受験生が苦慮した、入試で課される「M検」とは

 そこまで過剰になったのは、「花柳病」が結核同様に注意すべき感染症として認知されていたことも大きいという。前出・亜留間氏が語る。

「戦前は抗生物質による治療法がなかったこともあり、高校や大学の入学時点で梅毒に感染していると、30歳を前に亡くなる可能性が高かった。せっかく施した高等教育が無駄になる上に、校内で梅毒の感染が広がると、エリートたちの系譜が断絶されるとさえ恐れられていた。そのため、M検の結果によって『入学資格なし』とされるのは当時としてはやむを得ないことでもありました」

※週刊ポスト2021年2月12日号

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