芸能

中居&香取が揃って紺綬褒章受賞 2人が寄付に尽力する深いわけ

香取慎吾ももらっていた

香取慎吾と中居正広が受章

「毎日、お酒飲むたびにやっぱ思い出すんだよね」。2月13日、自身の冠ラジオ番組でそう語った中居正広(48才)。19日に最愛の父の七回忌を迎えるのを前に、父への尽きせぬ思いを吐露し、

「(父が)コロナを体験していたら、会いに行けないよね。生きていたらどうしてたんだろう。(現実に)そういう人がいっぱいいるんだろうね」

 と、コロナ禍で家族に会えずにつらい思いをしている人々をおもんぱかった。

 中居にとってもこの一年は予期せぬ出来事の連続だった。昨年3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所。以降、新型コロナウイルスの影響もあり、思うように活動できていない。

「独立当初は、『仕事がなくてヒマ』とよく笑いながらボヤいていましたね。だからといって落ち込む様子はなく、淡々としていました。感染の拡大防止には人一倍気をつけていて、趣味の麻雀にも行かず、飲み会もせずに家で自炊を続けているそうです」(芸能関係者)

 そんな中でも、中居は父の教えを忘れず、困っている人へ思いを寄せ続けていた。

 2月9日付の政府官報が、大きな話題を呼んだ。紺綬褒章の受章者として中居と香取慎吾(44才)の名前が載っていたからだ。内閣府賞勲局の担当者が説明する。

「紺綬褒章とは、国や地方公共団体、公益団体などに私財を500万円以上寄付した人を顕彰する国の制度です。基本的に推薦制度になっており、団体などが寄付を受けた場合、都道府県を通じて所管する省庁に推薦します。寄付が行われてから1年以内に、省庁や内閣府の審査を経て、受章者が決定します」

 受章の際は褒章(メダル)が授与され、さらに中居の場合、賞杯として「漆塗りの木製の杯」も授与される。

「賞杯は1500万円以上を寄付した人が対象になります」(前出・内閣府担当者)

 2人の受章は、ある基金がきっかけだとされる。香取は昨年4月、稲垣吾郎(47才)、草なぎ剛(46才)とのプロジェクト「新しい地図」で『LOVE POCKET FUND』を設立した。

「“愛のポケット基金”を意味するこの基金は、もともと女性や子供を中心に支援を行う予定で準備していました。しかし、新型コロナの感染拡大を受け、急きょ基金の中に医療関係者やその家族などへの支援を目的とした『新型コロナプロジェクト』を立ち上げたのです。香取さんはそこに個人的に寄付しており、中居さんも基金の趣旨に賛同。中居さんは3000万円ほど寄付したと聞いています」(前出・芸能関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン