もしコロナについて松下にどうすればいいかと尋ねたら、きっとこう答えるでしょうね。
「今の状況は並大抵の危機ではありません。それこそ風速100mの台風で、多大な影響が出るでしょう。でも、うろたえていても仕方がない。台風もいつか収まります。瓦や窓が壊れ、家が倒壊しても、どうとでもなれという気持ちでいることが大事です。そりゃ、しゃあないですから。
この苦境を絶好のチャンスと思って、自分を見つめ直しましょう。家が壊れたとしても土台が残っていれば大丈夫。志を失わずにいれば、必ず再建できますよ」
※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号