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「食べる相手を思って作る」栗原心平が伝授するキャンプ飯レシピ

栗原心平。料理家・栗原はるみ氏を母に持ち幼い頃から得意だった料理の腕を活かし、料理家として活躍

幼い頃から料理が得意だったという栗原心平氏の、家の教えとは

 キャンプブームが到来し、アウトドアなシーンで作る料理も進化。料理家・栗原心平氏もキャンプ料理を研究中だ。栗原氏に、キャンプ料理について、そして栗原家の教えについて話を聞いた。

 * * *
 実はキャンプに出かけるようになったのは5、6年前。当時、子どもが通う幼稚園のパパ友に誘われたのがきっかけです。

 もともと僕はインドア派で、キャンプには興味が全然なく、子ども時代を含めて家族とはキャンプに行ったこともありませんでした。しかし、いざキャンプに行くと、これがもう楽しかった! 大自然の開放感、ゆったりとした時間の流れ、自由な楽しみ方に魅せられました。

 テントやキッチンを設営しながら、ビールなど酒を飲みたくなったら飲み、腹が空いたらおつまみや料理をどんどん作って食べる。お腹がいっぱいになって夜の帳が下りると、焚き火を囲んで大好きなウイスキーを手に語り合う……。あっという間にキャンプの虜になってしまいました。

 ただ、野外でも家の中のキッチンでも、美味しい料理を作るという基本は変わりません。キャンプの場合、仕入れていくことが前提になりますが、道の駅に寄って地元の野菜や山菜を買って調理するのもキャンプ料理の醍醐味のひとつです。 僕は小さい頃から栗原家の日曜の朝ごはんを担当してきました。母(料理家の栗原はるみ氏)からも、料理上手だった父(元キャスターの栗原玲児氏)からも「食べる相手のことを思って料理を作る」という教えを言われ続けて育ちました。

 たとえば熱々のものを熱々で美味しく食べるには、段取りが不可欠です。まさにキャンプ料理の醍醐味はできたてを食べること。僕のキャンプ料理レシピを初公開した著書『ごちそうキャンプ』では下ごしらえの段取りから道具の扱い方、調理の秘訣まで解説しています。家の台所でも活用して非日常感を楽しんでくださいね!

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