英語対策が不要になって人気アップの立教大
また、立教大は入試改革を行い、大学独自の英語の試験は文学部の一部に残っただけで、それ以外は民間英語試験か大学入学共通テストの英語の成績に代えた。大学独自の英語の試験がなくなり、英語対策がいらなくなり受験生の負担が軽くなった。
さらに、試験日をたくさん用意して、何度も受けられるようにした改革が受験生の人気を集め、全体で志願者が増えた。中央大は24位の立川の129人、法政大は浦和・市立の125人がトップだった。
難関大合格者数で強さを発揮する私立中高だが、GMARCHでは公立校に押されていることがわかる。地方自治体の改革の成果が出てきたと言えよう。この公立校の復活が明らかになってきている。この勢いは早慶や東大などでも発揮されるのか注目したいところだ。
●文/安田賢治(大学通信常務取締役)