「5月1日にプロ初ヒット、2日にプロ1号を放ちましたが、その後は通用せず、6月20日の出場を最後に2軍落ちしました。この間、わずか3安打です。そして、優勝の可能性が薄れてきた8月下旬に1軍に昇格して、復帰後スタメン7試合目の8月31日の横浜戦で2号、3号を放った。9月12日からは3番に定着し、閉幕までに11本塁打を記録。特に10月は12試合で打率2割9分8厘と安定感も出てきて、終盤は巨人の中で最も頼りになる打者でした」
高卒野手の新人王はパ・リーグでは1986年の清原和博(西武)、セ・リーグでは1988年の立浪和義(中日)以来生まれていない。それほど、10代で結果を残すことは難しくなっている。秋広が高卒野手で開幕スタメンを勝ち取れば、巨人では王貞治以来となるが、現実的には後半戦を見据えたいところか。