国際情報

韓国の家庭で子供と遊ぶ「竹島ゲーム」の不都合すぎる真実

韓国では竹島占拠を既成事実化するために観光ツアーも行われている(時事)

韓国では竹島占拠を既成事実化するために観光ツアーも行われている(時事)

 日本文化を勝手に「韓国のものだ」と言うくらいなら眉をしかめておけばよいが、領土を不法占拠して「もともと韓国のものだ」と言い張ることは許されない。言うまでもないが、竹島は1905年に明治政府によって国際法に則って日本の領土とされたもので、戦後の1951年には、韓国がアメリカに「竹島をよこせ」と要求したことに対し、アメリカ政府は「竹島は1905年以降、島根県の管轄下にあり、韓国から過去に領土権の主張はなされていない」として明確に拒否している(ラスク国務次官補書簡)。すると韓国は、朝鮮戦争のドサクサに紛れて1952年に竹島領有を一方的に宣言し(李承晩ラインの設定)、ゲームにも登場する民兵組織、独島義勇守備隊が島を占拠して今日に至っている。あまりにひどい侵略行為なので、日本がこれを国際司法裁判所に付託しようと提案しても、韓国は断固拒否を続けている。出るところに出れば自分たちの嘘がバレると知っているからだ。

 ちなみに、竹島のアシカを絶滅させたのも韓国である。韓国の報道でも、不法占拠当時、島には700頭あまりのアシカがいたとされている。その後、軍が射撃訓練の的にしたり、韓国漁民が駆除したことで1970年代に絶滅した。朝鮮半島では、古くからアシカの生殖器を滋養強壮剤として珍重する伝統文化があり、竹島を占拠する軍人たちが、それを持ち帰って小遣い稼ぎにしたのだ。

 日本文化も日本の領土も自分たちのものだと言い張る一方で、自分たちの不都合な所業と文化は「なかったこと」にする隣国との友好は、ますます難しい局面に立ち至っている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン