芸能

拡大するアマチュアクイズブーム レベル別で初心者も気軽に参加可能

(写真提供/日本クイズ協会)

日本クイズ協会が主催する大会には水上颯も参戦。高い難易度で日本一を競っている(写真提供/日本クイズ協会)

 お昼時やゴールデンタイムなど、さまざまなシーンでお茶の間を賑わせ、最近では東大生たちが超難問で芸能人たちと戦う『東大王』(TBS系)なども人気を博しているのが、クイズ番組だ。

 一方で、クイズ人気は、テレビの世界だけではない。かつて視聴者参加型クイズ番組に出演し、14冠を獲得、後にクイズ作家になった道蔦岳史さんはこう言う。

「1990年頃に『史上最強のクイズ王決定戦』(TBS系)という番組があって、全国で予選が行われていました。実力があれば誰でも勝ち上がれる方式で、クイズマニアが競い合って勉強をするようになったんです。その後、視聴者参加型クイズ番組がテレビから姿を消しても、お互いにクイズを出し合うクイズサークルが活発になり、その流れが、オープン大会やクイズ専門店のような形で、いまも続いています」

 当時、学生だったクイズ研究会のメンバーには、社会人になってもクイズを楽しみたい人が多くいる。そんなクイズ好きたちが実力を披露する場として、クイズのオープン大会を開催。いまでは全国各地で年間100以上の大会が開催されている。

 2018年には日本初のクイズ専門店『SODALITE(ソーダライト)』(東京都文京区)が登場。店内の机には早押しボタンが並び、昔懐かしいインベーダーゲームをするように、テレビのクイズ番組さながらの早押しクイズが楽しめる。

「このコロナ禍では、オンラインで対戦できるクイズも増え、クイズはテレビの中のものという感覚がなくなってきている」と道蔦さんは言う。

 専門誌『QUIZ JAPAN』編集長で日本クイズ協会理事の大門弘樹さんはこう言う。

「現役のクイズ作家やクイズ王、イントロクイズのスペシャリストなどがさまざまなイベントを開催しているのも新しい潮流です。レベル別になっていて、初心者でも気軽に参加できますよ」(大門さん)

取材・文/北武司

※女性セブン2021年4月8日号

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン