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全国制覇の「カルディ」 マニア厳選の「使わないと損!」な調味料

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100円で手に入るカルディのフレーバー塩は、さまざまなレシピに応用可能(写真提供/たれみ~な)

 現在、全国に約470店舗を展開している「カルディ」こと、「カルディコーヒーファーム」には、こだわりのオリジナルコーヒー豆30種類をはじめ、世界約50か国からの食品が並んでいる。幅広い層に愛される理由はどこにあるのか。毎日のように通っているというカルディマニアに話を聞いた。

 世界中の厳選された商品が、店内にぎっしりと並ぶ「カルディ」。今年3月19日にオープンした「イオンモール鳥取北店」で、ついに全国を制覇し、ますます人気を得ている。その歴史は1986年に東京・下高井戸から始まった。

 2018年7月には海外初出店の台湾1号店をオープン。現在は10店舗を展開し、その人気は日本にとどまらない。

 カルディマニア歴20年という料理家の「たれみ~な」こと澤田美奈さんは、その魅力を次のように話す。

「タイの調味料を探していたとき、料理研究家の友人から“カルディにある”と聞いて買いに行ったのが最初です。それまでは大久保や錦糸町などにあるディープな食材店にしかなかったエスニック調味料が、『カジュアルで明るい雰囲気のお店で手軽に買える!』と、うれしくなりました。見ているだけでウキウキする楽しさがあり、週に5回は通うほどハマっています」

 カルディの各店舗には、世界50か国以上から厳選された、約3000ものアイテムがそろい、迷路のような作りの店内をあちこち見て歩きながら買い物が楽しめる。

「この独特の雰囲気と、市場のような雑多感が相まって、掘り出し物を見つける『宝探し』のように好奇心がくすぐられます」と、カルディマニア歴5年のフリマアプリアドバイザー・川崎さちえさんは言う。

「それに、何より期待を裏切らないおいしさが魅力。珍しい輸入食材やオリジナル商品も多くて、ほかでは手に入らないものがいっぱいあります。ただ、正直なところ、スーパーのプライベートブランドほどコスパはよくありませんが、味がいい! だから、多少高くても迷わず買ってしまうのは、カルディマジックかもしれませんね」(川崎さん)

 海外の食材ばかりではない。日本の美食にこだわったオリジナル和食材ブランド『もへじ』や自社開発した“オリジナル商品”も人気だ。

 たとえば、昨年11月に発売された『ぬって焼いたらカレーパン』は、累計販売数30万個を超え、現在でも購入個数が制限されるほど人気だ。

「どうしても食べたくて毎日オンラインショップをチェックし、2月にやっと買えました。さっそく塗ってオーブントースターで焼くと、こんがり香ばしく、部屋中がカレーパンのいい香りに。人気商品になるのも納得です!」(川崎さん)

 店頭で“季節感が常に楽しめる”のも魅力の1つ。

「お花見シーズンには桜のお菓子やお酒が集められていました。最近は、野菜や果物から季節を感じにくいですが、カルディの店頭には季節がある。行事に合わせた限定商品が多いので、一年中飽きずに楽しめますよ」(澤田さん)

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