●最高時速4kmで処方薬を住民に届ける
『自動配送ロボット』
【パナソニック/アインホールディングス】※実証実験段階
愛らしい顔で「発車します」「右に曲がります」としゃべりながら自動走行するロボットが、通行人の注目を集める。場所は藤沢市、パナソニックの工場跡地に造成された「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」。同社開発の小型低速ロボットが公道を走り、店舗から住宅街まで処方薬や弁当を届ける実証実験が行なわれた。ロボットは障害物を回避しながら最大時速4kmで走行。撮影当日は薬局から住民の手元に非対面・非接触で処方薬が届けられた。
【1】薬剤師が処方薬をボックスに入れて施錠。患者は事前に通知された暗証番号を入力して薬を受け取る
【2】車体上部には監視カメラが設置されている
【3】狭い場所でも小回りが利く。前輪は、その場でも回転して進行方向を変えられるように特殊な車輪を使用している
【4】走行中はセンターから遠隔での監視や制御を行なうことも可能