芸能

安藤政信の人気がV字回復「何も始まっちゃいねぇよ」の思い

安藤政信の姿を目撃

安藤政信の姿を目撃

 5月26日の夜、岡田准一(40才)の主演映画『ザ・ファブル』の公開直前プレミアイベントを終えた俳優の安藤政信(46才)が会場から出てきた。舞台あいさつでは、ジャケットからインナーまでシックな黒で統一したフォーマルなスーツ姿だったが、私服はゆるめなプリントTシャツにビーチサンダル。アラフィフに差し掛かっても、少しやんちゃなストリート系ファッションである。

 北野武監督の映画『キッズ・リターン』(1996年)でデビューし、日本アカデミー賞新人賞などの各賞を総なめしてから25年。ドラマや映画で主演をすることは少ないが、名バイプレイヤーとして活躍を続けている。

 あるベテランのエンタメ誌編集者は「金子賢さん(44才)と二人してみずみずしい演技を披露したデビュー作で一躍人気になると、当時は若い女性たちからの人気もすぐに獲得しました。大手芸能事務所にも所属していたので、20世紀末を彩るスターの誕生だと思われていました」と振り返った。

 ただ、俳優業よりもファッションモデルや写真家など、こだわりの強いアーティスト路線を進んだ。当時のことを安藤は最近、テレビ東京のインタビューで「昔は人を受け入れず、自分独りの世界にいて“俺は俺でいい”というスタンスでやっていた」(テレ東プラスより)と振り返っていた。

「高倉健さん主演の日本アカデミー賞最優秀作品賞『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)にも出演していましたが、仕事を選んでいて、癖が強かったですね」(前出・ベテランエンタメ誌編集者)

 特に20代後半から30代と最も脂の乗るはずだった2000年代には、テレビドラマには一切出演しなかった。たまの銀幕だけでの活躍では、自然とお茶の間での馴染みは薄くなる。

「3年間ぐらい全く仕事をしなかった時期もあったそうです。“ドラマはやりたくない”と言ったり、一方で海外旅行にハマっていたりと、自分のやりたいことを優先していたようですね」(安藤を知る芸能関係者)

 一時は「引退説」まで出るほどだったが、2014年に結婚すると、所属事務所も何度も変えて、ドラマにも出演するように変化していった。安藤は、前出のテレ東プラスのインタビューで、「子どもが生まれたことも大きいですね。いざやってみると、今まで何をやっていたんだ?何で拒絶していたんだろう??という気持ちになりました。《中略》気づくのに20年もかかりました」と話している。

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
3大会連続の五輪出場
【闘病を乗り越えてパリ五輪出場決定】池江璃花子、強くなるために決断した“母の支え”との別れ
女性セブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン