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2021.06.09 10:00  たまGoo!

今、注目の教育法【アダプティブラーニング】とは?

今、注目の教育法【アダプティブラーニング】とは?

皆さまは、今話題のアダプティブラーニングという教育法をご存知ですか?「聞いたことはあるけれど、どんな教育法か分からない」と言う方も、多いかと思います。本記事では、"アダプティブラーニング"について詳しくご紹介します。「最新の教育方法を知りたい!」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそもアダプティブラーニングって一体なに?

アダプティブラーニングと言う言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、内容までを細かく理解しているケースは少ないことでしょう。アダプティブラーニングとは、一体どういうものなのでしょうか?

ICTを駆使した最新の教育法

アダプティブラーニングは、和訳すると"適応学習"という意味になります。ICTやAI技術を駆使することによって、各生徒がテストで正解した問題、不正解だった問題を自動的に分析し、得意分野や苦手分野をコンピューターが可視化してくれるシステムのことです。タブレットやパソコンを用いて授業を受けることができ、授業の質を向上させ、教育水準をあげることが出来る最新の教育方法と言われています。

各生徒に合った勉強方法が分かる

アダプティブラーニングは、ICTやAI技術を活用することで、生徒それぞれの学習プランを分析してくれます。例えば、Aくんがテストを受け、足し算は得意だけれど、掛け算が不得意だった場合には、膨大なデータの中から掛け算に特化した問題をコンピューターが作り出してくれます。教師であれば、ここまで生徒一人一人の得意不得意を分析するのは、難しいものです。

アダプティブラーニングを導入することで、生徒ごとに勉強方法を提供してくれるので、学力がアップしやすい傾向にあります。

日本のアダプティブラーニング導入状況は?

アメリカでは2010年ごろから、アダプティブラーニングの導入を開始しています。日本では近年になり、徐々に学校や塾への導入が進み始めました。また、アダプティブラーニングは教育現場への導入だけではなく、企業での人材育成にも使われることが多くなっています。例えば、JR西日本や三菱UFJ銀行など、日本の大手企業が学習教材としてアダプティブラーニングを導入しており、その需要は教育分野にとどまりません。

アダプティブラーニングのメリット

ところで、アダプティブラーニングを導入すると、さまざまなメリットが生じると言われています。以下に、アダプティブラーニングの強みをチェックしてみましょう。

各生徒に合わせた学習方法が分かる

アダプティブラーニングの最大のメリットは、生徒の学力に合った学習プランを知ることができることです。ICTやAI技術を駆使して、生徒それぞれの得意分野や苦手分野を知ることができるので、過去の膨大なデータを利用して、個人に合った問題や勉強方法を提供可能になります。

どうしても高いレベルの生徒に合わせて授業をしてしまうと、勉強に追いつけない生徒を取り残してしまいます。しかし、各生徒に学習プランを提供することで、各自のペースに合わせて勉強することが可能になるのです。

教師の指導力によって差が出ない

アダプティブラーニングは、先生の指導力に左右されることがありません。これまでの一般的な教育方法であれば、どうしても先生の経験値や指導力によって、子どもの勉強の理解度に差が出てしまっていました。しかし、アダプティブラーニングを導入することで、個人に合った学習プランを知ることが出来るので、それぞれの能力を上手に引き出せます。そう言った点で、先生の指導力は関係なく、子どもには高い水準の学習を受けさせることが期待できるのです。

教師の日々の負担を軽減出来る

教師はやらなければならないタスクが多く、日々とても忙しく働いています。休憩もゆっくり取れず、残業も多々あるほどです。しかし、アダプティブラーニングを導入することで、各生徒の学力の情報を自動で可視化できるので、教師の負担を軽減してくれます。例えば、テストの結果を見ながら、各生徒の理解度を分析してくれるので、細かい作業が不要となり、教師は他の作業に集中できます。

アダプティブラーニングのデメリット

メリットがあるものには、必ずデメリットがあるものです。アダプティブブラーニングには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?ぜひ、チェックしてみてくださいね。

生徒のやる気が出にくい傾向に

アダプティブラーニングは、的確な勉強方法を提供してくれる魅力的なシステムではありますが、どうしても機械相手になってしまうため、生徒のやる気が出にくいという欠点があります。先生に直接個人指導を受けた方が、学力が上がる生徒も多く、アダプティブラーニングが生徒全員の学力の向上につながるとは言い難い特徴があります。子どもによって、合う、合わないがある勉強システムなので、それぞれに合った教育を受けさせることも大切です。

実技の競技は難しい面がある

教育の中には、筆記で教わるものだけではなく、調理や制作授業など、実技で行うものも多いです。そういった筆記ではなく作業を行う授業は、アダプティブラーニングでの指導は難しく、ICTやAI技術を駆使しても、充実した教育を受けることは出来ません。人間の教師であれば、生徒たちの実技を目で見て、得意不得意を見分けることができますが、データを分析し、情報を割り出すアダプティブラーニングでは、上手に見分けることが難しいのです。

導入コストがかかる点に課題を残す

アダプティブラーニングを導入する場合には、専用機器や教材の購入が必要です。そのため、大きなコストがかかります。アダプティブラーニング導入のためのコストは、全額が学校負担ではなく、生徒の学費に頼る学校が多いのです。良い教育を受けることは出来ますが、結果的に保護者や生徒への負担が増えてしまう可能性があります。

おわりに

教育分野において、ICTやAI技術の活用は年々進んでおり、日本でも徐々により質の高い教育を受けることができるようになって来ています。まだ、アダプティブラーニングを導入している学校は少ないですが、今後はパソコンやタブレットから授業を受けることが当たり前の時代が到来するかもしれません。これかりも、アダプティブラーニングに注目していきましょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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