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「コロナ後バブル」を見据えて有名個人投資家が買い集める注目銘柄一覧

コロナ禍で有名個人投資家が買った主な銘柄一覧7

コロナ禍で有名個人投資家が買った主な銘柄一覧7

 コロナ禍で日本の株価は伸び悩むが、市場関係者は「今こそ狙い時」と見ているようだ──。有望株を見極める指標となるのが、銀行、保険、政府系金融機関など株や債券の運用を行なう「機関投資家の動向」だ。機関投資家の動きを掴むには、上場企業の株券や投資証券などについて、5%を超えて保有した場合に提出義務のある「大量保有報告書」が参考になる。マーケットアナリストの平野憲一氏(ケイ・アセット代表)が言う。

「基本的に機関投資家は短期間の売買をせず、優良企業の株をじっくりリサーチした上で買うため、銘柄選びの指標になる」

 大量保有報告書を見ると、たとえば野村アセットマネジメントは大手ゼネコンの大林組、日本製鉄系の電炉メーカーの大阪製鐵などの銘柄を大量購入していることがわかる。外資系ではブラックロックの日本法人が西武ホールディングスと京成電鉄を大量購入している。いずれもコロナ収束後の業績回復を期待して、先回りして仕込んでいる、と言ったところだろう。

 機関投資家に限らず、大口の投資家が投資している株も、銘柄選びの指標になる。投資アナリストの藤井英敏氏(カブ知恵代表)が指摘する。

「個人投資家のなかにも上場企業の株を大量保有する人がいます。素性は謎だが、兜町ではその動向が注視されます」

 そうした個人投資家は、上場企業の有価証券報告書や四半期報告書の「大株主の欄」に登場する。中には10社以上の企業で大株主となっている“多株主”もいる。コロナ禍以降で“多株主”が購入、買い増した企業の中から藤井氏監修のもと、その一部を別掲表に掲載した。

 なかでも兜町の有名人として知られるのが、中学生で株を始め、かつてミクシィなどの筆頭株主としてメディアでも取りあげられた五味大輔氏だ。

「注目は住宅・不動産情報サイト『ホームズ』を運営するLIFULLです。コロナ禍で不動産業界はオンライン化が進み、今後はさらなる成長が期待できる」(藤井氏)

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