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2試合連続19号の大谷翔平 偉業を成す人に共通する「楽観主義」

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敵地でのアスレチックス戦に出場した大谷翔平(写真/AFLO)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、2試合連続となる19号本塁打を放った大谷翔平選手について。

 * * *
「今年のオオタニはモノが違う!」と報じたのは米放送局「Fox Sports」だ。同局は、「驚異の二刀流スター、ショウヘイ・オオタニが変貌を遂げた。今年はモノが違う」というタイトルで、特集記事を公開したという。確かに、今年のオオタニは昨年とは違っている。

 6月15日のアスレチックス戦、エンゼルスの大谷選手は2番指名打者で先発出場し、特大18号本塁打を放ったと思ったら、翌16日にも2試合連続の豪快な19号ソロ本塁打を放った。打った瞬間の大谷選手の写真は、どちらも顔が大きく上を向いている。飛んでいくボールの行方を目で追っているからだが、その角度と向きを見るだけで、気持ちの良い本塁打であったことは一目瞭然だ。

 この快挙に、エンゼルスが思わず公式Twitterで、「私たちは昨日の大谷のホームランの映像をコピー&ペーストしているわけじゃない」と投稿したというが、そう言いたくなるのも分かる。

 二刀流の活躍はどんどん進化している。より大きな身体になったり、筋肉を作ったり、打撃や投球フォームも進化するなど、その理由は専門家によってさまざま分析されている。だが、同時にそれを支えている精神力、メンタルもますます強くなっているのだろう。

 右肘の手術から復帰した昨年は、残念ながら不本意なシーズンだった。だが、昨年11月のスポーツ報知のインタビューで二刀流について聞かれた大谷は、こう答えている。「自分の強みを発揮できるというか…。個人にとってプラスになることは、チームにとってプラスになることなのかなと」、「できると思っているのでやっている。やらなければいけないとは感じていない」

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