開幕ダッシュに成功し、首位を独走する阪神タイガース。スーパールーキーの佐藤輝明が打線を引っ張り、先発・中継ぎ・抑えがかみ合い、チームが一丸となって白星を積み重ねてきた。鬼門といわれた交流戦も2位で終え、貯金を20の大台に乗せた。2位以下を引き離し、4年ぶりに球宴前の勝ち越しも決めている。16年ぶりのリーグ優勝に向け、1軍は快進撃を続けている。そんななか──。
6月18日の夜、都内のショッピングモール内にあるゲームセンターに阪神タイガース2軍に属する加治屋蓮、湯浅京己、尾仲祐哉、守屋功輝の4選手の姿があった。UFOキャッチャーでゲットした景品を見せながら大はしゃぎし、1時間ほどゲームセンターで遊ぶと、近くのホテルに入っていった。
加治屋といえば、ソフトバンクの2013年ドラフト1位で、2018年には72試合に登板して31ホールド、防御率3.38を記録したセットアッパー。昨年は1軍登板がわずか6試合で、ソフトバンクを戦力外となったが、阪神がその実績に期待して獲得。開幕1軍メンバーに名を連ね、開幕戦では4番手として登板して勝ち投手にもなっている。
湯浅は2018年のドラフト6位で、BC富山から入団した。今シーズンは交流戦で1軍登板を果たしている。尾仲は2016年のドラフト6位でDeNAから指名され、1年目から1軍のマウンドに上がっていたが、同年のオフにFAで移籍してきた大和(前田大和)の人的補償として阪神へ移籍。セットアッパーとして期待されている。守屋は2014年のドラフト4位で、矢野(燿大)2軍監督時代の秘蔵っ子といわれ、矢野阪神の1年目(2019年)には57試合に登板している。
現在4選手は、ウエスタンリーグの試合に出場するため、普段は名古屋以西で試合を行なっているが、6月19日と20日にジャイアンツ球場(神奈川・川崎市)でファーム交流戦(巨人対阪神)が予定されていたため、前日の18日に上京していたようだ。
翌19日の13時から行なわれる予定だったファーム交流戦が降雨中止となると同日20時頃、前夜と同じゲームセンターに加治屋、湯浅、尾仲、守屋の4人が姿を現わした。
「加治屋はひたすらUFOキャッチャーに熱中していました。湯浅、尾仲、守屋の3人はマリオカートで遊んでいた。守屋と尾仲が店内に響き渡るほどの大声で騒ぎ、その様子を湯浅がスマホの動画で撮っていました」(居合わせた客)